クリジウン(Krisiun)
クリジウンは、
ブラジル出身の
スリーピース・
デスメタルバンドで、
デスメタルシーンにおいて重要な存在となっています。
1990年に結成されたこのバンドは、アレックス・カマルゴ(ボーカル、ベース)、モイセス・コレスネ(
ギター)、マックス・コレスネ(ドラムス)の3兄弟を中心に構成されています。音楽への情熱は幼少期から親しんできた影響に根ざしており、特にアレックスの影響を受けたモイセスとマックスも、早い段階から音楽活動に取り組んでいました。彼らのスタイルに大きな影響を与えたのは、スレイヤーやモービッド・エンジェルなどのバンドであり、これらの影響を受けて
デスメタルを演奏するようになりました。
結成当初は、アレックスたち兄弟にアルテミア・スーザという
ギタリストが加わり、4人編成のバンドとして活動を開始しましたが、
1993年にアルテミアが脱退しました。その後、マウリシオ・ノゲイラが加入し、この頃から
サンパウロを活動拠点に移しました。バンドと共に成長し続ける中で、
1994年には自主制作のEP『Unmerciful Order』を発表し、初期の活動を活発化させましたが、その後マウリシオも脱退し、3兄弟による活動が続きます。
1995年、クリジウンは「Dynamo Brazilie」との契約を経て、待望の1stアルバム『Black Force Domain』をリリースしました。このアルバムは、バンドのデビュー作として大きな注目を集め、その後
ドイツのレーベル「GUNレコード」と契約し、
1998年には2ndアルバム『Apocalyptic Revelation』を世に送り出しました。しかし、1枚のアルバム後にレーベルを離れ、以降は大手ヘヴィメタルレーベル「
センチュリー・メディア・レコード」との契約を結び、さらなるアルバムを発表していきました。
日本においては、
2004年に5thアルバム『Works of Carnage』が「サウンドホリック」からリリースされ、日本での音楽活動が本格化しました。さらに
2017年には、「ブラジリアン・アタック・イン・ジャパン 2017」というイベントを開催し、ヘッドライナーとしてライブパフォーマンスを行いました。
メンバー
現ラインナップ
- - アレックス・カマルゴ (Alex Camargo) - ボーカル/ベース (1990-)
- - モイセス・コレスネ (Moyses Kolesne) - ギター (1990-)
- - マックス・コレスネ (Max Kolesne) - ドラムス (1990-)
旧メンバー
- - アルテミア・スーザ (Altemir Souza) - ギター (1990-1993) RIP.2002
- - マウリシオ・ノゲイラ (Mauricio Nogueira) - ギター (1994)
ディスコグラフィ
オリジナル・アルバム
- - Unmerciful Order (1994)
- - Black Force Domain (1995)
- - Apocalyptic Revelation (1998)
- - Conquerors of Armageddon (2000)
- - Ageless Venomous (2001)
- - Works of Carnage (2003)
- - Bloodshed (2004)
- - AssassiNation (2006)
- - Southern Storm (2008)
- - The Great Execution (2011)
- - Forged in Fury (2015)
- - Scourge of the Enthroned (2018)
ライブ・アルバム
クリジウンは、数々のアルバムとライブパフォーマンスを通じて、その独特なスタイルでファンを魅了し続けています。