シングル「クリスマスソング」について
back numberの14枚目の
シングル「クリスマスソング」は、
2015年11月18日にユニバーサルシグマからリリースされました。この楽曲は、前作である13枚目の
シングル「手紙」から約3ヶ月ぶりの新作となります。新作発表にあたり、ファンからの期待感も高まりました。
「クリスマスソング」は、初回盤と通常盤の2つの形態で販売されており、初回盤には「クリスマスソング」のミュージックビデオやメイキング映像が収録されたDVDが付属しています。この特典映像は、制作過程やアーティストの裏側を垣間見ることができる貴重なものとなっています。
この
シングルは、リリースから数ヶ月後の2016年3月度に
日本レコード協会からフル配信ミリオン認定を受けており、2020年12月時点でback numberの
シングルの中で唯一のミリオンヒットを記録しました。また、同年12月21日には公式ミュージックビデオ(ショートバージョン)が
YouTubeでの再生回数が1億回を突破し、バンドの最大のヒット曲としての地位を確立しています。
2020年7月29日には、公式のミュージックビデオのフルバージョンが
YouTubeにて公開され、さらなる注目を集めています。この曲は、back numberの5枚目のアルバム『シャンデリア』にも収録されており、特にアルバムの中で重要な位置を占めています。
楽曲の制作に際しては、全ての作詞・作曲を清水依与吏が手掛け、編曲にはback numberと
小林武史が関与しています。この
シングルは、フジテレビ系ドラマ「5→9〜私に恋したお坊さん〜」の主題歌としても使用され、第87回
ザテレビジョンドラマアカデミー賞のドラマソング賞を受賞しています。
この楽曲は、冬のテーマソングとして
SPEEDの「White Love」や
T.M.Revolutionの「
WHITE BREATH」などを意識し、当初のタイトル案は「White Song」でした。しかし、バンドメンバーやスタッフからは「ありきたりすぎて面白くない」といった意見が寄せられ、最終的には「クリスマスソング」というタイトルに決まりました。このタイトルもまた、強引に決まったものであり、制作の過程でのメンバーの葛藤を示しています。
「クリスマスソング」の収録曲には、インストゥルメンタルバージョンも含まれており、他にも「Hey!Brother!」や「助演女優症2」といった楽曲が収録されています。さらに、初回盤特典DVDには「クリスマスソング」のミュージックビデオやスタジオ録音、音楽ビデオ、フォトセッションのメイキング映像が含まれ、ファンにとっては見逃せない内容となっています。
また、この曲は様々なアーティストにカバーされるなど、多くのリスナーに愛されています。特に、2021年12月24日には、KANASA from bless4がアコースティックライブ『Winter Wonderland』にて歌唱するなど、クリスマスシーズンの定番の一曲として広く認識されています。
「クリスマスソング」は、単なる冬の歌にとどまらず、リスナーの心に深く残る名作として、今後も多くの人々に親しまれていくことでしょう。