クリフ・アンダーソン

クリフ・アンダーソン

クリフ・アンダーソンは、2D対戦型格闘ゲーム『GUILTY GEAR』シリーズに登場する重要なキャラクターの一人です。彼の声優はシリーズを通して変更があり、初期は高見初秋が担当し、後に坂野茂が引き継ぎました。

概要

クリフは、かつて聖騎士団の団長を務めた伝説的な人物で、龍をも一刀で斬り伏せるという「斬竜刀」を武器とする勇者として知られています。彼は主人公であるソルを聖騎士団にスカウトした人物であり、同時にテスタメントの養親でもあります。

聖騎士団を代表する英雄として、クリフはカイ＝キスクにとっても尊敬すべき存在です。また、フレデリック（後のソル）に命を救われた過去を持ち、彼を深く尊敬しています。

クリフはジャスティスとの間に深い因縁があり、17回にも及ぶ戦いを繰り広げました。第二次聖騎士団員選考武道会でのジャスティスとの最終決戦で致命傷を負い、その生涯を閉じました。そのため、後のシリーズでプレイヤーキャラクターとして使用できる場合でも、彼には明確なストーリーは与えられていません。

普段は小柄な老人として描かれていますが、登場演出や必殺技の使用時には一時的に若返ることがあります。若返った姿は、頭身が伸び、筋肉質な体つきとなり、口調も若々しく変化します。しかし、この若返りは一時的なもので、すぐに元の老人の姿に戻ります。

ストーリー

GUILTY GEAR

聖戦終結後、クリフは隠居生活を送っていましたが、ジャスティス復活の兆候を察知し、ソルやカイと同様に再び戦いに身を投じます。

ゲーム中の性能

クリフは、巨大な斬竜刀を活かした長いリーチと、老体とは思えないほどの爆発的な攻撃力を持っています。しかし、防御力と機動力は全キャラクター中でも最低クラスです。さらに、技を出した後に疲弊したり、ぎっくり腰になったりするなど、隙が生じやすいという弱点があります。そのため、癖のある操作感覚をいかにカバーし、攻勢に転じられるかが重要となります。

初期の『GUILTY GEAR』ではダッシュとバックステップが使用できませんでしたが、『GUILTY GEAR X』以降のシリーズでは解禁されました。

また、挑発を行うと、1/3の確率で「バカモン」という文字が出現し、この文字に攻撃判定が付いているというユニークな特徴があります。

技の解説

必殺技

咆哮返し GG - : 前方に気の塊を放つ技。
頭蓋砕 [GG - ]: 斬竜刀に捕まり、水平に回転しながら突進する技。GOLDモードでは多段ヒットします。
先の先 [GG - ]: 後ろに避けるようなモーション。1/4の確率でぎっくり腰になります。ここから派生技の地獄突っ込みに繋げられます。
地獄突っ込み: 連続で突っ込みを繰り出す技。
首跨ぎ [GG - ]: 斬竜刀を支点に前方に移動しながら相手を斬る技。
鱗剥がし [GG - ]: 斬竜刀を回転させる技。連打で動作を延長できますが、息切れすると強制終了します。
四肢落とし [XX - ]: 空中から斬竜刀を地面に突き刺す技。着地時に衝撃波が発生し、高度が高いほど範囲が広くなります。

挑発

「バカモン」と叫び、その言葉が飛び道具となる技。ガードされると跳ね返り、自身がダメージを受けることもあります。稀に「ン」の部分だけが巨大化し、強力な飛び道具となることがあります。

覚醒必殺技

リフレクスロア [XX - ]: 若返りながらリーチの長い咆哮返しを放つ技。ガードが間に合わないほどの速さです。
ソウルサヴァイヴァー [GG~]: 若返り、地面に斬竜刀を突き刺し、牙のような気の刃を噴出させる技。ハロウィンの楽曲が名前の由来です。

一撃必殺技

破龍爆砕[GG - ]: 相手を斬り伏せた後、地面から呼び出した竜で攻撃する技。

テーマミュージック

Pride And Glory

ステージ

GRAVE（GG - ）

その他

若かりし頃のクリフの姿は、『GUILTY GEAR』攻略本、小説『白銀の迅雷』、漫画『GG XTRA』などで見ることができます。

初期の作品でクリフの声を担当した高見初秋は、ゲームの開発スタッフの一員でした。

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