クリミナルガールズについて
『クリミナルガールズ』は
日本一ソフトウェアによって
2010年に発売されたRPGで、独自の戦闘
システムとストーリーが特色の作品です。本作はプレイヤーがキャラクターたちの行動を選択し進める形のバトルが大きな魅力となっています。
ゲームの基本特長
本作はオーソドックスなRPGの形をとりつつ、ゲームの中核である戦闘
システムはプレイヤーの選択によって進行します。具体的には、4人のキャラクターが提案する行動からの選択が求められ、これによりプレイヤーの戦術が変化します。この形式により、バトルにおける戦略性が高まり、プレイヤーの手腕が試されます。さらに、通常のRPGにおける装備品の概念が欠如しており、戦闘や探索において新しい体験を提供します。
特徴的な要素としては、「おしおき
システム」が挙げられます。この
システムでは、さらに詳細にキャラクターを育成するために特定の道具を使い、
ミニゲームをプレイし、成功させることでキャラクターが更生していくというものです。これにより、成長したキャラクターは新しいスキルを習得し、ゲーム攻略に役立てることができます。
戦闘システムとおしおきの仕組み
戦闘には、スパンキングや電気パッチンなどの
ミニゲームがあり、これらを通じてキャラクターのレベルやスキルを向上させることが求められます。特にPS Vita版では、操作がより高度化され、複数のキャラクターを同時に操作する必要があるため、プレイヤーにさらなる挑戦をもたらします。また、おしおきは決して痛めつけるものではなく、どちらかと言えばキャラクターたちの心の更生を目指したものです。この柔らかい表現がゲームの独自性を高めています。
キャラクターとストーリー
ストーリーは「半罪人」と呼ばれる少女たちが、更生プログラム「ヨミガエリ」に参加することから始まります。彼女たちは自らの罪を背負い、指導教官であるプレイヤーと共に、様々な試練を乗り越えながら成長していきます。各キャラクターにはそれぞれ異なる罪があり、それに基づいた背景や性格が物語に深みを与えます。
例えば、キサラギは強欲を抱え、戦闘では状態異常を駆使するキャラクターとしての役割を果たします。一方、アリスは
異端を抱える魔術師タイプで、高いダメージを与えられる能力を持っています。このように、各キャラクターが異なるスキルや性格を持ち、それぞれの物語を持つことで、プレイヤーは多様な体験を楽しむことができます。
続編とバージョンの進化
『クリミナルガールズ』は、その成功を受けて2013年にPS Vita版『クリミナルガールズ INVITATION』がリリースされ、グラフィックやサウンドが品質向上されただけでなく、新たな要素も追加されました。また、2015年には続編『クリミナルガールズ2』が発売され、さらなる進化が遂げられたことでも注目を浴びました。
総括
『クリミナルガールズ』は、そのユニークな
システムとキャラクターによって、プレイヤーに新しいRPG体験を提供しているゲームです。ストーリーを通じて罪を背負う少女たちの葛藤や成長を見守りながら、戦略的な戦闘を楽しむ要素が詰まっており、プレイヤーを引き込む魅力に溢れています。今後の続編や追加要素にも期待がかかります。