クリミナル・マインド 国際捜査班

クリミナル・マインド 国際捜査班の概要

『クリミナル・マインド 国際捜査班』（Criminal Minds: Beyond Borders）は、2016年から2017年にかけてアメリカで放送されたドラマで、人気シリーズ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のスピンオフとして位置付けられています。本作は、従来のBAU（行動分析課）のプロファイラーではなく、ジャック・ギャレットが率いるFBIの国際対応班（International Response Team, IRT）が主な登場人物となります。たとえば、アメリカ国外で発生した凶悪犯罪の被害に遭った市民を助けるため、IRTメンバーが様々な国を舞台に繰り広げるスリリングな捜査が描かれています。

シリーズ進行と日本での放送

このシリーズは、オリジナルの『クリミナル・マインド』のシーズン10におけるエピソード「国外捜査」で初めて提案され、後にシリーズ化が決まりました。2016年3月からCBSでシーズン1（全13話）が放送され、その後シーズン2も製作されましたが、視聴率の低下から早々に打ち切りが決まってしまいました。日本では2017年2月からWOWOWでの放送が始まり、2019年9月よりDlifeでも視聴可能になりました。また、シーズン1の第4話は日本を舞台にしたエピソードで、小澤征悦が刑事役でゲスト出演するなど、日本の視聴者にも魅力的な内容が含まれています。

スタッフと主要キャスト

本作の制作陣には、企画・脚本を担当したエリカ・メッサーをはじめ、製作総指揮を務めたマーク・ゴードンとエリカ・メッサー、監督のロッド・ホルコムが名を連ね、製作にはゲイリー・シニーズが関わっています。さらに、日本語版制作スタッフとして、翻訳や演出にかかわるスタッフが名を揃えています。

主要なキャストには、ジャック・ギャレット役のゲイリー・シニーズをはじめ、クララ・シーガー（アラナ・デ・ラ・ガーザ）、マシュー・シモンズ（ダニエル・ヘニー）、メイ・ジャーヴィス（アニー・ファンケ）、ラス・モンゴメリー（タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ）といった多様なバックグラウンドを持つ捜査官たちが登場します。また、BAUのメンバーも数回ゲスト出演し、シリーズ全体のリコネクションを図っています。

サブタイトルと舞台

シーズン1では、タイのバンコクやインドのムンバイ、エジプトのカイロなど、グローバルな舞台で数々のエピソードが展開され、シーズン2も同様に魅力的な舞台設定でストーリーが展開されました。各エピソードのサブタイトルは、その土地に基づいた事件を取り扱っており、視聴者は地名や文化に触れながら、緊迫したストーリーを楽しむことができます。

まとめ

『クリミナル・マインド 国際捜査班』は、犯罪捜査のスリルだけでなく、異文化との出会いや国際的な犯罪の現状にも焦点を当てた作品です。視聴者は、米国人を守るために奔走するIRTメンバーとの共感を持ちながら、彼らの捜査を通してさまざまな国の背景や社会問題にも目を向けることができるので、ドラマとしてだけでなく、教育的観点からも非常に興味深い内容となっています。

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