クリントン・エンジ

クリントン・エンジ：カメルーンが生んだ快速アタッカー

クリントン・エンジ（Clinton Njie, 1993年8月15日 - ）は、カメルーン・ブエア出身のサッカー選手。現在はFCラピド・ブカレストに所属し、フォワードとして活躍しています。そのスピードと得点能力から、カメルーンのレジェンド、サミュエル・エトーに準えられ「NEXTエトー」とも呼ばれる、将来を嘱望された選手です。

クラブキャリア

オリンピック・リヨン

エンジは2010年、ジャン=ジャック・ノノ氏の推薦によりオリンピック・リヨンの下部組織に加入。リヨンBチームではフランス4部リーグでプレーし、着実に成長を遂げました。2011-12シーズンにはユースチームで主力として活躍し、6試合で先発、14試合に出場、601分の出場時間で5得点を記録しました。2012-13シーズンには、ユースチームに所属しながらトップチームにも帯同し、リーグ・アンデビューを果たしました。このシーズン、4部リーグでは19試合8得点、リーグ・アンでは3試合に出場しましたが、得点は記録できませんでした。2014-15シーズンにはリーグ戦で7得点7アシストを記録し、UEFAヨーロッパリーグにも出場するなど、目覚ましい活躍を見せました。

トッテナム・ホットスパーFC

2015年8月15日、エンジはイングランドの強豪、トッテナム・ホットスパーFCへ移籍。2020年6月末までの5年契約を結びました。しかし、トッテナムでは期待されたほどの出場機会を得られず、その才能を十分に発揮することはできませんでした。

オリンピック・マルセイユ

2016年8月31日、エンジはオリンピック・マルセイユへシーズン終了までのレンタル移籍。2017年7月16日には完全移籍となりました。マルセイユでは一定の出場機会を得て、その才能を再び開花させました。

FCディナモ・モスクワ、スィヴァススポル

2019年7月25日、エンジはFCディナモ・モスクワに4年契約で移籍。その後、2022年7月29日にはスィヴァススポルに2年契約で移籍し、新たな挑戦を続けています。

代表キャリア

エンジは2014年にカメルーン代表に初招集され、2015年のアフリカネイションズカップにも出場しました。代表チームでは、そのスピードと得点能力を生かしてチームに貢献しています。

プレースタイル

エンジは、スピードを生かしたドリブル突破と、高い得点力を兼ね備えたフォワードです。オフ・ザ・ボールの動きも賢く、常に最終ラインの裏を狙い、ゴールキーパーとの駆け引きにも長けています。そのプレースタイルから、NEXTエトーとして大きな期待を寄せられています。

獲得タイトル

カメルーン代表

* アフリカネイションズカップ：2017

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