クルマでいこう!

自動車情報番組『クルマでいこう!』の詳細

『クルマでいこう!』は、テレビ神奈川（tvk）が制作した自動車情報番組で、2008年4月6日から放送が始まりました。番組のタイトルは、2014年3月までは『岡崎五朗のクルマでいこう!』であり、番組ロゴには「ENGINE FOR THE LIFE」が使用されています。

番組のスタイルと構成

この番組は『新車ファイル クルマのツボ』の終了を受けてスタートしたもので、放送時間は30分に設定されています。従来のスタジオ構成から脱却し、車を配置せずに進行しています。また、他の自動車情報番組とは異なり、女性アナウンサーを配置しない点が特徴です。

番組の進行内容

番組は、モータージャーナリストの岡崎五朗と藤島知子によるオープニングトークで始まります。最初にその日の特集車種が紹介され、その後に提供パートやCMが続きます。前半では岡崎が試乗するコーナーが設けられており、様々なロケ地で試乗を行います。主に箱根や河口湖、横浜、湘南などの地域で撮影が行われます。

試乗VTRの後は、番組独自の安全性能評価「SAFETY VISION ver2.0」が行われ、実際の燃費とカタログ燃費も紹介されます。続いて岡崎と藤島が車両についてのトークを繰り広げます。中盤では、藤島が後部座席やラゲッジスペースなどのユーティリティ面を確かめるVTRが流れます。

その後、岡崎と開発責任者とのトークが続き、場所を変更しながら進行します。最後のコーナーでは、岡崎と藤島による総合評価が行われ、彼らがそれぞれの良い点や悪い点をまとめて発表します。さらに、後半には「藤トモEYE」というコーナーもあり、様々な車に関する話題を取り上げます。

取り上げる車種と特別編

放送がスタートした当初、外国車や高級車が多く取り上げられたため、特にスズキのモデルに関する特別編も放送されました。過去に放送された「スズキ新型スイフトスペシャル」や「岡崎五朗のワゴンRでいこう！」は特に人気です。

ENJINE FOR THE LIFE AWARD

この番組では、年間を通じて視聴者の投票によって最も優れた車両を決定する「ENJINE FOR THE LIFE AWARD」が存在します。視聴者は番組の公式サイトを通じて投票を行い、最も票を集めた車には記念のプレートが贈呈されます。

出演者と制作スタッフ

MCは岡崎五朗（モータージャーナリスト）と藤島知子（モータージャーナリスト・レーシングドライバー）が務めています。制作スタッフにはチーフプロデューサーとして山崎哲央、プロデューサー兼演出の松元広幸が名を連ねています。ナレーションは山田ヒロが担当しており、地元の自動車情報を豊富に伝えています。

ネット配信と過去のネット局

この番組はYouTubeなどのプラットフォームでも配信されており、視聴者は様々なルートで視聴可能です。また、過去には特定の地域の独立放送局でも放送されており、地域によっては特別編のみを放送する局も存在しました。2023年にはTVerでの期間限定配信も行われ、大勢の人々に新しい自動車情報が提供されました。

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