1996年12月20日、日本のバンダイによってリリースされた『
クレヨンしんちゃん オラのごきげんコレクション』は、
ゲームボーイ向けの
ミニゲーム集です。本作は、
漫画『
クレヨンしんちゃん』を基にしており、
1990年から
2010年まで続いたこの人気作品の魅力を反映しています。前作『
クレヨンしんちゃん4 オラのいたずら大変身』が横スクロールのアクションゲームだったのに対し、今作はユーザーのアンケートを基に過去の4作品から選ばれた人気の
ミニゲーム10種類と新作
ミニゲーム4種類を収録しています。
本作の開発は
トーセが手掛け、
プロデューサーは『
クレヨンしんちゃん3 オラのごきげんアスレチック』を担当した磯貝健夫が務めています。音楽には、
スーパーファミコン用ソフト『機動戦士Vガンダム』を手がけた吹田明仁が関わっており、ゲームの世界観を彩る印象的な楽曲が特徴です。興味深いことに、本作は「
クレヨンしんちゃん」シリーズの
ゲームボーイ用ソフトとしては最終作でもあります。
ゲーム内容
システム
このゲームは、さまざまなエリアで
ミニゲームをプレイする形で構成されています。
ミニゲームをクリアするとアイテムが獲得でき、特定の
ミニゲームで有利になることがあります。
ぶりぶりざえもんと接触すると新作
ミニゲームに挑むことができ、成功すれば特典がありますが、失敗するとクリアした
ミニゲームの1つが無効になります。
ミニゲームをクリアするごとにパスワードが表示され、すべての
ミニゲームを終了させることでゲームがクリアとなります。また、本作では
クレヨンしんちゃんシリーズでは初めて、妹のひまわりが登場します。
過去の作品からの
ミニゲームを紹介します。
- しんのすけのグラフィックが変更されています。
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サッカー
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アスレチックたいかい
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ものまねおゆうぎ
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ハイグレさがし
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ほんやかたづけ
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えさがしごっこ
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ふきふきおそうじ
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おすべりジャンプ
本作で初めて収録された新作
ミニゲームとしては、以下があります。
- - おもちゃかたづけ:しんのすけが十字キーで操作し、おもちゃを箱に運ぶゲーム。スピードアップのために三輪車を取ることができ、他のキャラクターと接触するとおもちゃを失うことがある。
- - ほしものパニック:みさえが落とす洗濯物をキャッチするゲーム。正しいアイテムを取る必要があり、スコアに影響が出ます。
- - めいろあそび:設定した制限時間内に迷路を脱出するゲーム。
- - たけうまきょうそう:障害物を避けてゴールを目指すレースゲーム。
ストーリー
ゲームの舞台は、しんのすけが母のみさえの留守中に妹のひまわりの世話をするという設定です。兄として奮闘するしんのすけですが、目を離した隙に妹のひまわりが迷子になってしまいます。みさえの帰宅前にひまわりを見つけ出すため、しんのすけは奮闘します。
スタッフおよび評価
原作は
臼井儀人が担当し、開発チームには
プロデューサー・磯貝健夫をはじめ、多くのスタッフが名を連ねています。ゲーム誌『ファミ通』のレビューでは、合計22点(満40点)。また、『
ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票での評価は20.7点(満30点)に留まりました。
このように、『
クレヨンしんちゃん オラのごきげんコレクション』は、多彩な
ミニゲームと愛らしいキャラクターで、プレイヤーを楽しませる作品として知られています。