クロスワードクイズ・Theエイリアン

メナード・クロスワードクイズ・Theエイリアン

『メナード・クロスワードクイズ・Theエイリアン』は、1981年2月1日から5月3日までテレビ朝日系列で放送された、朝日放送制作のクイズ番組です。メナード化粧品がスポンサーとなり、毎週日曜19:00から19:30に放送されました。

概要

「宇宙時代にふさわしいクロスワードクイズ、Theエイリアン」「毎週日曜夜7時、宇宙からの侵略が始まる」というキャッチコピーで宣伝され、桂文珍さんが全国ネットで初めて司会を務めた番組です。番組はクロスワードパズル形式で進行し、マスコットキャラクターとしてロボットの「桂ロボ珍」が登場しました。このロボットは、映画『スター・ウォーズ』のR2-D2をモデルにしており、同系列の番組に登場したロボット「ロボ巨ン」と共通のデザインでした。

ルール

番組には、一般視聴者の男女それぞれ3名、計6名が参加しました。解答席は画面に向かって左から赤、黄、青の順で並び、各席は上下2段に分かれています。上段の解答者は「エイリアン」と呼ばれました。

前半戦

前半戦では、下段の解答席に女性、上段に男性が座ります。まず、ロボ珍のルーレットで最初の解答席が決定します。35マス（縦5×横7）のクロスワードボードには、縦横合わせて10個のワードが表示され、下段の解答者は「縦の○○」「横の××」のようにワードを指定します。出題者のヒントをもとにワードを連想し、正解するとワードの文字数×1,000点が加算されます。正解後には、続けてワードを選ぶことができます。また、ワードの中に赤色のマスがあれば、獲得点が2倍になり、その文字はキーワードボード（7マス）に左から順に配置されます。もし、下段の解答者が時間内に答えられなかった場合は、上段の解答者に解答権が移動し、正解すると文字数×1,000点に加えて、下段解答者の点数を奪うことができました。正誤にかかわらず、解答権は次の解答席に移ります。すべてのワードが埋まったら、キーワードボードの7文字を並べ替えてキーワードを早押しで答えます。正解すると30,000点が加算されます。

後半戦

後半戦では、下段に男性、上段に女性が移動します。開始は前半戦でキーワードを答えた解答者の席からとなります。ルールは前半戦と同様ですが、上段のエイリアンに点数を奪われると取り返す手段がないため、女性解答者が有利でした。番組の募集告知でも「女性に有利なクイズ番組」と明言されていました。

優勝と賞金

最終的に、6人の中で最も点数の高い解答者が優勝となり、天井から大量の紙吹雪が舞う中、アメリカ・ハワイ旅行が贈られました。賞金は点数によって異なり、1,000点以上100,000点未満の場合は点数そのまま、100,000点以上150,000点未満の場合は10万円、150,000点以上の場合は30万円でした。

ネット局

放送当時の系列局は以下の通りです。

* テレビ朝日系列局

番組の特徴

この番組は、クロスワードパズルという知的ゲーム性と、解答者同士の戦略的な駆け引きが魅力でした。特に、上段のエイリアン解答者が点数を奪うというルールは、番組の独自性を際立たせていました。また、参加者が一般視聴者であったため、視聴者も親近感を持ちやすく、ハラハラドキドキしながら楽しめる番組でした。

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