クロムハウンズ

クロムハウンズ（Chromehounds）

『クロムハウンズ』は、2006年6月29日にフロム・ソフトウェアが制作し、セガによって日本で発売されたXbox 360向けの3Dアクションシューティングゲームです。2010年にはオンラインサービスが終了しましたが、ゲーム自体には多くのファンがいます。

ゲームの背景

物語の舞台は、太陽フレアの影響により電子機器が大きな制約を受けている近未来の地球。「ネーロイムス地方」と呼ばれる架空の地域には、タラキア、シャル・カール、モルスコイの3つの国家が存在し、彼らは領土を巡る争いを繰り広げています。プレイヤーは、多国籍軍需企業「ラフザカエル社」に雇われた傭兵となり、好きな国家に所属してハウンドと呼ばれる機動兵器を操ります。

ゲームモードと特徴

『クロムハウンズ』は、主にオンライン対戦が中心ですが、ゲームの序盤ではオフラインでチュートリアルを進めることもできます。特に注目するべき要素は「コムバス」と呼ばれる電波塔の制圧です。敵や味方の情報を走査するためにはこのコムバスを握る必要があり、通信戦略がゲームの一端を占めています。コムバスを制圧することでボイスチャットが可能となり、チームとの連携が強化されます。

国家の特徴

ゲーム内の3国それぞれは独自の特徴を持っており、パーツの性能にもバラつきがあります。例えば、タラキアは多民族国家で、バランスが取れたハウンドが特徴です。シャル・カールはクレイシャと称される砂漠国家で、軽装備の高性能パーツが多いのが特色です。そしてモルスコイは鉱物資源が豊富で、重装甲の機体が多く、高火力が特徴です。

ハウンドの設計

プレイヤーは、ハウンドを自分好みに設計できます。脚部、コックピット、武装の組み合わせによって、様々なスタイルで戦うことが可能です。ただし、万能な機体は作れず、特定の役割に特化する戦術が求められます。このゲームでは、役割に応じて6種類のロールタイプが設定されています。たとえば、アタッカーは前線で敵と交戦し、ディフェンダーは味方を守ります。ヘビーガンナーは強力な範囲攻撃を行い、コマンダーは通信能力に特化した機体です。

武器と装備

武装も多彩で、マシンガンや榴弾砲、ロケットなど、様々な戦闘スタイルに対応できます。ハウンドのデザインは非常に自由で、見た目を重視しつつ実戦に通用する性能を持つものを作ることが求められます。さらに、オンラインで出会う他プレイヤーのハウンドを観察することも、ゲームの楽しみの一つです。

まとめ

『クロムハウンズ』は、戦略的なオンライン対戦と多様な機体構築を楽しむことができるゲームです。プレイヤー同士の連携や駆け引きが重要で、非常に奥深い体験を提供していました。たとえオンラインサービスは終了しても、その魅力は多くのプレイヤーに記憶されています。

もう一度検索