クロム・ブレイカー

クロム・ブレイカー

阿倍野ちゃこによる漫画作品『クロム・ブレイカー』は、『ビーンズエース』にて連載され、2007年にはドラマCD化もされた。

ストーリー

聖母マリアの生まれ変わりとされる少女、凪菜聖は、聖ベツレヘム協会で保護されていた。しかし、彼女の奇跡の力を狙う刺客が現れ、平穏な日々は終わりを告げる。聖を救ったのは、法王庁の対悪魔特殊部隊「クリムゾン」のエージェント、高城黔だった。黔は聖の護衛として、彼女を守りながら、様々な敵との戦いに身を投じていく。

主要キャラクター

高城 黔（たかぎ くろむ）
本作の主人公。法王庁直属の軍隊「クリムゾン」に所属する大佐。悪魔であり、右手の手袋には鳩に擬態した悪魔「クル蔵」が住んでいる。封印を解くことで強大な力を発揮するが、その代償として呪いを受ける。
凪菜 聖（なぎさ あきら）
本作のヒロイン。聖母マリアの生まれ変わりとされ、胸に十字架の痣を持つ。過去の記憶を失っており、常に懐中時計を首から提げている。黔を信じ、彼と共にいることを望んでいる。
天草 征四郎（あまくさ せいしろう）
聖の幼馴染で、十二使徒の一人。現在は父親の後を継ぎ、「クリムゾン」の「色付き」の一員となっている。聖を幼い頃から守っており、彼女に対する思いは強い。

その他のキャラクター

天草響子（あまくさ きょうこ）
聖や征四郎が住んでいた教会の司祭で征四郎の伯母。法王庁の指示で聖を保護してきた。
ハリー･ウィスキン少佐
元英国特殊部隊S･A･Sの一員。「クリムゾン」に入隊。
メル･モルグ･ベルゼブル＜成瀬 守（なるせ まもる）＞
二重人格で聖を愛している。ベルゼブル家の血を引いている。

用語解説

＜血の十字架＞（クリムゾン）
法王庁直属の対悪魔特殊部隊。逆十字架が目印。
『色付き』（カラーズ）
「クリムゾン」の中でも上位6名のエクソシスト部隊。
ティアマト財団
欧州全土に広がる大財閥。悪魔＜9公爵＞たちが牛耳っている。
＜番人＞（ナンバーズ）
ティアマト財団を牛耳る悪魔＜9公爵＞の総称。

ドラマCD

2007年10月24日にマリン・エンタテインメントより発売。

キャスト

高城黔：保志総一朗
凪菜聖：井上奈々子
天草征四郎：小野大輔
サイアス：石田彰
* クル蔵：岩田光央

『クロム・ブレイカー』は、魅力的なキャラクターと、悪魔との戦いを描いたファンタジー作品である。

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