グッとラック!

『グッとラック!』の概要

『グッとラック!』は、TBS系列（JNN）において2019年9月30日から2021年3月26日まで、平日8:00から9:55までの時間帯に生放送されていた情報ワイドショー番組です。この番組は令和時代初の平日午前のワイドショーとしてデビューし、その新しいスタイルで多くの視聴者を魅了しました。

1. 番組の背景とメインキャスト

本番組は、視聴率が低迷した『ビビット』の後継としてスタートしました。メインMCは落語家の立川志らくと、TBSのアナウンサー国山ハセンが務め，若林有子という新人アナウンサーがアシスタントとして参加しました。志らくは、以前からコメンテーターとして『ひるおび!』に出演し、その独自の視点で注目を集めていたため、MCとして抜擢されました。

番組の特色として、芸能人やコメンテーターを呼び捨てで紹介し、視聴者に親しみやすさを提供していました。これは、以前の『モーニングEye』や『はなまるマーケット』とは異なるアプローチで、時には風刺を交えた新鮮な形で情報を伝えました。番組は様々な企画を通じて、日本中の話題やトレンドを追いかけました。

2. 番組構成とコーナー

番組の構成は、毎日異なるコーナーで成り立っており、曜日ごとにテーマが分かれていました。例えば、月曜日は「橋下VS」で社会問題を取り上げ、火曜日には「9時すぎのヒロイン!衝撃ニュースラック!」と題して味わい深いニュース映像を紹介。水曜日には「私のイチオシ商品」を通じて、視聴者に役立つアイテムを特集し、木曜日には「アレンジランチ」として、ギャル曽根が料理アイデアを披露するなど、娯楽性と実用性の両方を兼ね備えた内容でした。

3. スペシャルウィークと人気ゲスト

2020年には、特定期間を「スペシャルウィーク」として設定し、田村淳や橋下徹など著名人を日替わりで迎える盛況な企画が行われました。これらの特別ゲストの参加は、視聴者の関心を集め、番組の認知度向上にも寄与しました。また、毎週金曜日には「グッと芸能界!」コーナーがあり、エンタメ情報をランキング形式で紹介することで、芸能ニュースを把握する手助けをしていました。

4. 視聴率と影響

番組は開始当初から視聴率が低迷し、2020年には一時4%台を記録することもありましたが、安定した高い視聴率には至りませんでした。視聴不振が続く中、出演者の変更や企画のリニューアルが行われましたが、最終的には2021年3月26日をもって放送を終了する決定がなされました。正式に番組終了が発表された際、志らく自身がその事実を明かし、このことが視聴者に大きな衝撃を与えました。

5. 翌番組『ラヴィット!』

『グッとラック!』の終了後、同時間帯には新たに『ラヴィット!』が放送されることとなり、次世代の情報バラエティーとして新たな風を送り届ける役割を担うことになりました。新番組はエンターテインメントやライフスタイル情報を中心にしており、志らくのスタイルとは一線を画すものでした。これにより、視聴者は選択肢の幅を広げ、新たな楽しみを体験することができるようになりました。

このように、『グッとラック!』は新たな風格とコンテンツのあり方を模索しながら視聴者に情報を提供し続けましたが、視聴率の波を乗り越えることはできず、七色のトピックで彩られた幕を下ろしました。

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