グッバイ・ママ

映画『グッバイ・ママ』の概要

『グッバイ・ママ』（原題：Goodbye, Mama）は、1991年4月20日に公開された日本の映画で、秋元康が初めて監督を務めた作品です。ストーリーは、東京を舞台にした生活ドラマで、家族や愛、成長をテーマに描かれています。さらに、竹内まりやが数秒間出演しており、彼女の音楽が映画の雰囲気をより一層盛り上げています。

あらすじ

物語は、証券会社に勤めるかな子（松坂慶子）が主人公です。彼女の元恋人である大杉の遺児である小学生の健（山崎裕太）が突然、かな子の前に姿を現します。健は身寄りがなく、かな子のマンションの名義が大杉のものとなっているため、二人は同居を始めることになります。

住み始めたものの、健は家事を手伝うどころか、生意気な態度をとることが多く、かな子は次第にいら立ちを募らせていきます。また、親友の美恵子（渡辺えり子）が結婚するという出来事が、かな子の心に不安をもたらします。健は友人をパーティから追い出してしまい、かな子は彼を探しに出かけます。健は、両親の墓前にひざまずいており、彼女はそこで謝罪します。

次の日、かな子が風邪をひいてしまうと、健は彼女の現在の恋人である開業医の楠田（緒形拳）に助けを求めます。二人の心の距離が縮まる中、かな子にはニューヨーク行きの話がありました。しかし、彼女はそれを健に隠していました。大杉の弁護士から、健が遠縁の誰かに引き取られることを知らされたかな子は、自己犠牲のあまり空港へと急ぎます。

しかし、弁護士は健にこのことを伝えてしまい、健も空港へ向かいます。二人の間には感情の高まりがあり、抱擁を交わすものの、かな子はそのまま飛行機に乗って去ってしまいます。このように、映画は家族の絆や愛情、別れを描き出しながら、観客に感動を与えます。

キャスト

• - 野崎かな子：松坂慶子

主人公の証券会社勤務の女性。

• - 大杉健：山崎裕太

かな子の元恋人の子供。

• - 楠田真一郎：緒形拳

かな子の恋人である開業医。

• - 加藤美恵子：渡辺えり子

かな子の親友。

• - その他、個性的なキャストが物語を彩ります。

スタッフ

この映画は、企画を佐藤光夫が担当し、製作は奥山和由が行いました。脚本は寺田敏雄と秋元康が手掛けており、撮影は鈴木達夫が担っています。音楽は大谷和夫が制作し、主題歌には竹内まりやの「駅」が使用されています。

まとめ

『グッバイ・ママ』は、家族の絆や愛情、別れの感情を中心に描かれた作品です。観る人に心温まるメッセージを伝えるとともに、秋元康の監督デビュー作としての歴史的な意味も持っています。

もう一度検索