グランド・リスボア

グランド・リスボア（Grand Lisboa）

グランド・リスボアは、中国マカオの大堂区にそびえ立つ、高さ258メートル、52階建ての高級ホテルです。マカオの中心部に位置し、その独特なフォルムは街のシンボルとして広く認知されています。香港の建築家、デニス・ラウとン・チュン・マンによって設計されたこのホテルは、蓮の花をイメージしており、その美しい外観は6万個のLEDライトによって彩られ、マカオの夜景を華やかに演出しています。

歴史と概要

このホテルは、マカオ旅行娯楽会社（澳門旅遊娛樂股份有限公司）によって所有されており、隣接するホテル・リスボアとは道を隔てて位置しています。カジノとレストランは2007年2月11日に開業し、ホテル自体は2008年12月にオープンしました。しかし、2017年には、2016年度の収入と利益が落ち込んだことが報じられました。

施設

グランド・リスボアは、7軒のレストラン、フルサービス・スパ、カジノ、屋外プール、フィットネスセンター、コーヒーショップ/カフェなど、多岐にわたる施設を備えています。宿泊客は、ホテル内で様々なエンターテイメントやリラクゼーションを体験できます。

客室

客室は50平方メートルの広々とした空間で、スワロフスキーの装飾が施された水晶ライドや、エルメスのアメニティなど、高級感あふれる内装が特徴です。また、24時間対応のルームサービス、ミニバー、独立した浴槽とシャワーが完備されており、快適な滞在をサポートします。

カジノ

4フロアに広がるカジノには、240のゲームテーブルと750台のスロットマシーンが設置されています。マカオで初めてテキサス・ホールデムを導入したカジノとしても知られており、また、マカオで最初にクラップスを始めたのもここです。カジノ内では、「スタンレー・ホーの星」という巨大なダイヤモンドが常設展示されています。米国宝石学会によると、この218.08カラットのダイヤモンドは、クッション型で内部に傷がない無色のダイヤモンドとしては世界最大です。

レストラン

グランド・リスボアには、ミシュランの3つ星を獲得したレストランが2軒あります。「ロブション・オ・ドーム」と「エイト」は、どちらも世界的に有名なレストランです。ジョエル・ロブションは、「ロブション・オ・ドーム」のオーナーとして2007年にこの地で店を開き、2008年にはミシュランガイドで3つ星を獲得しました。このレストランはホテル内で移転した際に改名され、14,600種類ものワインを取り揃えたワインリストは、ワイン・スペクテーターの「グランド・アワード」を受賞しています。2013年1月には、ミシュランガイドによってアジア最高のレストランに選ばれ、2016年と2017年には『エリート・トラベラー』で世界6位にランクインしました。

まとめ

グランド・リスボアは、その豪華な施設とエンターテイメント性で、マカオを訪れる観光客にとって魅力的な選択肢の一つです。美しい夜景を望みながら、贅沢な時間を過ごせるでしょう。

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