グラーチ・ペーテル

グラーチ・ペーテル（Gulácsi Péter 、1990年5月6日 - ）は、ハンガリー・ブダペスト出身のプロサッカー選手。
現在はドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒに所属し、ゴールキーパーとして活躍しています。また、ハンガリー代表としても重要な役割を担っています。

クラブ経歴

リヴァプール

2007年、イングランドの強豪リヴァプールFCが、当時所属していたMTKブダペストからグラーチを買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得を発表。この移籍は、MTKからリヴァプールへの3人目の選手として注目されました。

2009年1月には、ヘレフォード・ユナイテッドFCへレンタル移籍し、プロデビューを果たします。リヴァプール復帰後は、UEFAヨーロッパリーグの試合でベンチ入りを経験。2011年1月には、第2キーパーの不在時にプレミアリーグでもベンチ入りを果たしました。

その後、出場機会を求めてトレンメア・ローヴァーズFCへ短期レンタル移籍を経験。2011年7月には、ハル・シティAFCへレンタル移籍しましたが、リヴァプール側の事情により、2012年4月に復帰しました。

レッドブル・ザルツブルク

2013年6月、オーストリア・ブンデスリーガのFCレッドブル・ザルツブルクへフリーで移籍。4年契約を結び、7月の試合でデビューを果たしました。ザルツブルクでは、正ゴールキーパーとして活躍し、チームの勝利に貢献しました。

RBライプツィヒ

2015年夏、当時ドイツ2部に所属していたRBライプツィヒへ移籍。当初は控えでしたが、シーズン途中に正GKの座を掴み、チームのブンデスリーガ昇格に大きく貢献しました。2016年夏には、自身念願のドイツ・ブンデスリーガデビューを果たし、以降も安定したパフォーマンスを続けています。

代表歴

2008年5月、初めて世代別ハンガリー代表に招集。2009 FIFA U-20ワールドカップでは正ゴールキーパーとして活躍し、チームの3位入賞に貢献しました。特に、チェコ代表戦と3位決定戦のコスタリカ戦でのPKストップは、大きな話題となりました。

2012年6月には、親善試合でA代表に初招集。2014年5月のデンマーク代表戦でA代表デビューを果たしました。UEFA EURO 2016のメンバーにも選出され、国際舞台での経験を積んでいます。

タイトル

MTKブダペスト

ネムゼティ・バイノクシャーグI：2007-08

レッドブル・ザルツブルク

オーストリア・ブンデスリーガ：2013-14, 2014-15
* オーストリア・カップ：2013-14, 2014-15

グラーチ・ペーテルは、クラブと代表の両方で着実に実績を重ねている、ハンガリーを代表するゴールキーパーです。

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