グリーンピア三木

グリーンピア三木の歴史と特徴

グリーンピア三木は、兵庫県三木市にかつて存在していた大規模なレクリエーション施設です。この施設は広大な敷地を誇り、多種多様なアクティビティを楽しむことができましたが、2005年に政府による廃止と売却の決定を受け、同年12月に兵庫県へ譲渡されました。

当初、施設内には無料バスが運行されており、多くの訪問者がアクセスしやすい環境が整えられていました。しかし、ペットの同伴は許可されていませんでした。グリーンピア三木の運営が変わることとなり、2015年12月13日をもって一時営業を終了し、その後、兵庫県が土地と建物を延田エンタープライズに約11億円で売却しました。

そして、グリーンピア三木は、NESTA RESORT KOBEと呼ばれる新たなリゾート施設としてリニューアルされることが決定されました。2016年の7月1日には、リニューアルの第1章としてホテル部分がオープンし、その後も順次他の施設が開放されていきました。

施設の概要

グリーンピア三木の敷地面積は約347万平方メートルであり、これは甲子園球場の約235倍の広さに相当します。この広大なエリアにはさまざまなアトラクションや施設が整備されており、訪れる人々に多彩な体験を提供していました。主なアトラクションには以下のものがあります。

• - イルミネーションメイズ: 夜間に美しい光の迷路が楽しめるエリア。
• - セグウェイ: 手軽に操作できるセグウェイでの移動が可能。
• - パターゴルフ: 家族で楽しめるミニゴルフコースもあり。
• - サイクリング: 自転車での散策ルート。
• - プールとスケート場: 季節に応じたアクティビティが楽しめました。
• - 冒険迷路やゴーカート: 子供も楽しめるアクティビティ。
• - グランプリカート三木: 全長468mのコースで、近年はランニングバイクの大会「WESTJAPANライダーズカップ」が開催されていました。

グリーンピア三木の最後の営業日となった2015年12月12日と13日には、ランニングバイクファンによる「MIKIスマイルカップ/1時間耐久」が行われ、ラストランを楽しむ人々で賑わいました。

アクセスと料金

グリーンピア三木へのアクセスも便利で、神戸電鉄の緑が丘駅から神姫バス「グリーンピア三木」で直接訪れることができました。また、兵庫県道85号や山陽自動車道の三木東インターチェンジからもアクセス良好でした。駐車料金は、

• - 大型車: 2,000円
• - 小型車: 500円
• - オートバイ: 200円

でしたが、午後4時から午後9時までは無料で利用できる特典もありました。

転換と新しい形

施設が閉鎖された後、リニューアルを経て生まれ変わったNESTA RESORT KOBEは、グリーンピア三木の魅力を引き継ぎながら、新たなレジャーや宿泊のスタイルを提供しています。過去の思い出を持つ人々と新しい訪問者が共に楽しむことができる場所として、今後の展開が期待されています。

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