グルッポふじとう

グルッポふじとう

グルッポふじとうは愛知県春日井市の藤山台にある多世代交流拠点として設計された複合施設です。この施設は、地域住民の交流を促進し、様々なサービスを提供することを目的としています。2018年4月1日に開館し、地域にとって重要な資源となっています。

施設の歴史

グルッポふじとうの前身は春日井市立藤山台東小学校です。藤山台は高蔵寺ニュータウンの中で1968年に入居が始まり、その後、1990年代には児童数のピークを迎えましたが、時代とともに減少傾向が見られました。そのため、春日井市は小学校の統合を検討しました。2013年に藤山台小学校と藤山台東小学校を統合し、新たに藤山台小学校が設立されました。

小学校の建物が空いた後、春日井市はこれを活用した複合施設の設計を行いました。この取り組みは「高蔵寺リ・ニュータウン計画」の一環として行われ、高蔵寺ニュータウンの活性化を目的としていました。リノベーションにあたっては、校舎の外観や教室の床を保持しつつ、壁面の塗装を行うなど工夫が施され、総工費は約5億6900万円をかけて実施されました。

グルッポふじとうの特徴

施設名の「グルッポ」はイタリア語で「集まり」を意味し、「ふじとう」は藤山台東小学校の略称から取られています。グルッポふじとうの中心となるのが図書館で、春日井市東部市民センターにあった図書室がこちらに移転し、開館に合わせてリニューアルされました。これにより、地域の知識とリソースへのアクセスが向上しました。

施設の構成

グルッポふじとうは3階にわたり、さまざまな用途に応じたスペースが用意されています。

• - 1階

- コミュニティカフェ
- 児童館
- 地域包括支援センター
- 児童図書館

• - 2階

- 一般図書館
- グループ学習室
- 持ち込みパソコン室

• - 3階

- こどもとまちのサポートセンター
- 会議室
- 学習室図書室
- 管理事務室

このように多様な機能が盛り込まれたグルッポふじとうは、地域住民が集まる場所としての役割を果たしています。

アクセス情報

施設へは40台駐車できる駐車場が敷地内にあり、さらに北側には最大97台を収容できる駐車場も完備されています。また、公共交通機関の利用も考慮されており、名鉄バスの「藤山台東」バス停や、サンマルシェ循環バスの「グルッポふじとう北」バス停からのアクセスも便利です。

このように、グルッポふじとうは地域社会にとって必要不可欠な施設となっており、多世代の人々が集い、交流を深めるための場としての役割を果たしています。

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