『グレイトバトルサイバー』は、
1992年12月25日にバンプレストから発売された
ファミリーコンピュータ用の
アクションゲームです。本作は、SD(スーパーデフォルメ)化された
ロボットアニメや
特撮作品のキャラクターたちが共演する「
コンパチヒーローシリーズ」の一作として位置づけられています。
ゲーム概要
プレイヤーは、
仮面ライダーBLACK RX、ニューガンダム、
ウルトラマンタロウの3体のヒーローから1体を選んでゲームを進めます。体力制が採用されており、敵の攻撃を受けると体力が減少し、体力が尽きるとゲームオーバーとなります。
攻撃方法は、パンチやキックなどの近接攻撃が基本となります。しかし、ステージ中に配置されたパワーアップアイテムを取得することで、一時的に遠距離攻撃が可能になります。これにより、戦略の幅が広がり、より有利にゲームを進めることができます。
ゲームの舞台は、アスレチック要素を取り入れたマップです。プレイヤーは、ジャンプや移動を駆使して様々な地形を乗り越え、ステージの奥にいる敵の総大将を目指します。各ステージの最後にはボスキャラクターが待ち構えており、これを倒すことでステージクリアとなります。
敵との戦闘は、ステージの道中で1体ずつ遭遇する形式が採用されています。ザコ敵は存在せず、どの敵もそれなりの強さを持っているのが特徴です。そのため、プレイヤーは慎重に敵の攻撃パターンを見極め、戦略的に戦う必要があります。
スタッフ
本作の開発には、以下のスタッフが携わっています。
プロデューサー:山田俊彦
プログラマー:DARTS'MAN SIOCHI
オブジェクト・セット:池内晴義
マップ・セット:いしいかずひろ
デザイン:萱島啓子、荒木雅子、岡本みちと
サウンド:小酒井順哉
シナリオ:早川芳樹
テストプレイ:雪野和哉、わたなべゆうじ、みねこうへい
企画デザイン:こはたまさと
評価
ゲーム雑誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、合計16点(満40点)という評価を受けています。また、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」では、19.9点(満30点)という評価を得ています。
関連作品
本作の攻略本として、以下の書籍が発売されています。
ファミリーコンピュータ必勝法スペシャル グレイトバトルサイバー
『グレイトバトルサイバー』は、
コンパチヒーローシリーズの中でも、
アクションゲームとしての完成度が高く、多くのファンに支持されています。SD化されたヒーローたちが活躍する世界観や、戦略性の高い戦闘システムが魅力の作品です。