グレン・パーキンス

グレン・ウェストン・パーキンス：ミネソタを熱狂させた左腕

グレン・ウェストン・パーキンス（Glen Weston Perkins, 1983年3月2日 - ）は、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として、主にミネソタ・ツインズで活躍しました。愛称は「ペルク」。

プロ入りとメジャーデビュー

2004年のMLBドラフトで、ミネソタ・ツインズから1巡目（全体22位）で指名を受け、プロ入りを果たします。2006年9月21日にメジャーデビューし、同年は4試合に登板しました。

先発ローテーション入りとリリーフへの転向

2008年にはAAA級ロチェスター・レッドウイングスで開幕を迎えるも、故障者の発生によりメジャー昇格。先発ローテーション入りを掴み、チーム最多タイとなる12勝を記録しました。しかし、2010年にリリーフへ転向してからは、防御率が5点台後半と苦しみます。

リリーフエースとしての覚醒

2011年、パーキンスはリリーフ陣の一角として才能を開花させます。65試合に登板し、防御率2.48という好成績を収め、奪三振数が投球イニングを上回るようになります。この活躍が評価され、球団の最優秀投手賞とカムバック賞を受賞しました。

クローザーとしての活躍とオールスター選出

2012年には、シーズン途中にクローザーにコンバートされ、16セーブを挙げました。2013年には、開幕から抑えに定着し、前半戦で21セーブをマーク。オールスターに選出され、球団からボーナスも支給されました。最終的には、ア・リーグ9位の36セーブを記録し、防御率も2.30と安定した成績を残しました。

2014年には、ツインズと新たに4年契約を結び、抑えとしてア・リーグ6位となる34セーブをマーク。オールスターにも3年連続で選出されるなど、チームを代表するクローザーとして活躍しました。

故障と引退

2016年は肩の故障に苦しみ、わずか2試合の登板でシーズンを終えます。2017年11月2日にFAとなり、2018年1月23日に引退を表明しました。

投球スタイル

パーキンスは、94～97mphのフォーシームと82～86mphのスライダーを軸に、全投球の8割以上を占めていました。その他には、93～97mphのツーシームも投げていました。先発時代はカーブやチェンジアップも使用していましたが、リリーフ転向後はほぼフォーシーム、スライダー、ツーシームの3球種に絞っていました。

代表歴と背番号

パーキンスは、2013年のワールド・ベースボール・クラシックでアメリカ合衆国代表に選出されました。ツインズでの背番号は、2006年から2007年までは「60」、2008年から2017年までは「15」でした。

グレン・パーキンスは、その力強い投球と、チームへの貢献で、多くのファンに愛された名リリーバーでした。

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