ケイロル・ナバス

ケイロル・アントニオ・ナバス・ガンボア

ケイロル・アントニオ・ナバス・ガンボア（1986年12月15日生まれ）は、コスタリカのサンホセ州ペレス・セレドン出身のサッカー選手です。主にゴールキーパーとして活躍し、数多くのクラブ及び代表チームでの実績を持っています。現在はフリーエージェントとして新たな挑戦を模索しています。

クラブ経歴

ナバスは地元サン・イシドロ・デル・ヘネラルに生まれ、デポルティーボ・サプリサとプロ契約を結びました。2005年にプロデビューを果たし、その後急成長を遂げます。2010年にはリーガ・エスパニョーラのアルバセテ・バロンピエに移籍し、初年度はセグンダ・ディビシオンで36試合に出場。残念ながらクラブは降格してしまいました。

レバンテUD

2011-12シーズンにはレバンテUDへレンタル移籍。この年のリーガ最終節でデビューを果たし、見事な完封勝利を飾ります。翌年、完全移籍となると、2013-14シーズンには正ゴールキーパーに昇格し、リーグ最多セーブやセーブ率78%を記録し、リーグ最優秀GKに選ばれました。その頃から、彼の評判は世界中のビッグクラブに広がり始めます。

レアル・マドリード

2014年、ナバスはレアル・マドリードと6年契約を締結し、クラブ初のコスタリカ人選手として名を刻みます。しかし、当初はイケル・カシージャスの控えに甘んじました。カシージャスがFCポルトに移籍した後は、待望の正GKとなり、2015-16シーズンから背番号1番を背負いました。このシーズン中に、彼はUEFAチャンピオンズリーグでの歴史的な無失点記録を更新します。

パリ・サンジェルマン

2019年にはパリ・サンジェルマンFCに移籍し、そこでも確固たる存在感を示しました。加入初年度で3冠獲得を果たし、UEFAチャンピオンズリーグでも好プレーを続けます。しかし、2021-22シーズンには若手ゴールキーパーとの競争が始まり、出場機会が減少。在籍中も高いパフォーマンスを維持し続けました。

ノッティンガム・フォレストおよび復帰

2022-23シーズンにはノッティンガム・フォレストにレンタルされ、そこで再びレギュラーとしての役割を果たしました。2023－24シーズンにPSGに復帰したものの、出場機会が限られる中、契約満了を迎えることに。

代表歴

ナバスはコスタリカ代表としても非常に重要な存在であり、数々の国際大会で活躍してきました。2014 FIFAワールドカップでは、グループリーグから準々決勝まで全試合に出場し、コスタリカの初のベスト8進出に貢献しました。2022年にはW杯カタール大会にも出場し、チームの守護神として戦いましたが、結果は振るいませんでした。

パーソナリティと影響

ナバスは185cmという平均的な身長ではありますが、卓越した反射神経と判断力を持つゴールキーパーです。ペナルティキックに対するセーブ力は特に評価が高く、「リーガ・エスパニョーラ史上最高のPKストッパー」との称賛を受けたこともあります。

彼は信仰心が厚く、試合前には祈りを捧げることで知られています。人生の多くの場面で感謝の気持ちを大切にしており、サッカーを通じて多くの人々に感動を与えてきました。

結論

ケイロル・ナバスはサッカー界において数々の記録と栄光を築いてきた選手です。これからの彼の新たな挑戦に期待がかかります。

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