ケマー・ベイリー＝コール

ケマー・ベイリー＝コール

ケマー・ベイリー＝コール（Kemar Bailey-Cole）は1992年1月10日、ジャマイカのセント・キャサリン教区で生まれた陸上競技の短距離走選手です。主に100mと200mを専門とし、自己ベストは100mが9秒92、200mが20秒66という優れた記録を保持しています。

経歴

2012年

2012年、ベイリー＝コールはジャマイカ選手権の男子100m決勝で10秒00を記録し、5位入賞を果たしました。この結果により、ロンドンオリンピックのジャマイカリレー代表に選ばれました。オリンピックでは、男子4×100mリレーの予選でアンカーを務め、チームの37秒39のタイムで決勝進出に貢献しました。決勝ではレースには出場しませんでしたが、チームの優勝により金メダルを獲得しました。9月にはダイヤモンドリーグのメモリアルヴァンダムにおいて、男子100mで9秒97を記録し、自己の初の10秒の壁を突破しました。

2013年

翌年の2013年、ベイリー＝コールは再びジャマイカ選手権男子100mで9秒98を記録し、ウサイン・ボルトに次ぐ2位に入りました。この成績により、モスクワ世界選手権のジャマイカ代表に選出され、男子4×100mリレーでも金メダルを獲得しました。100mでは、決勝に進出するも4位に終わりメダルを逃しましたが、リレーではジャマイカチームの2走を務め、金メダルを手にしました。

2014年

2014年の英連邦競技大会では、男子100m決勝を10秒00で制し、国際大会での初となる金メダルを獲得しました。男子4×100mリレーでも金メダルを獲得し、二冠達成となりました。

2015年

2015年にはジャマイカ選手権で9秒97をマークし、次第に成績を伸ばしました。しかし、北京世界選手権の直前に両脚のハムストリングスを痛め、出場を断念することとなりました。これにより、この年は期待された大舞台に立てない年となりました。

2016年

2016年には、ジカ熱に感染しながらもジャマイカ選手権に出場し、決勝に進出。リオデジャネイロオリンピックの男子4×100mリレーに出場し、チームを決勝に導く貢献をしました。しかし、個人の100mでは目立った成績をあげられませんでした。

2017年

2017年は、ジャマイカ選手権男子100mで予選中に肉離れを起こし、途中棄権となるなど、厳しい状況に見舞われました。

人物・エピソード

ウサイン・ボルトと同じクラブに所属することから、しばしば「第二のボルト」と呼ばれることがありますが、ベイリー＝コールは自身のアイデンティティを強調し、あくまで自分自身のケマー・ベイリー＝コールであることを主張しています。

自己ベストと成績

彼の短距離競技における記録は、短距離走選手としての実力を示しています。記録の追い風や向かい風の影響を示す風速も記載され、彼の成績をより具体的に理解する手助けとなります。

今後の競技活動においても、ベイリー＝コールがさらなる活躍を見せることが期待されています。

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