ケメコデラックス!

『ケメコデラックス!』について

『ケメコデラックス!』は、いわさきまさかずによる日本の漫画作品で、2005年12月から『月刊電撃コミックガオ!』にて連載が始まり、その後『月刊コミック電撃大王』に移籍し、2011年8月まで連載されました。また、同作品は2008年にテレビアニメとしても制作され、放送されました。

ストーリー概要

物語は小林三平太という男子高校生が主人公です。彼は、10年前に結婚を約束した少女を常に思い出していました。ある日、突然ウェディングドレス姿の謎の少女、ケメコが現れ、「私がお前のヨメだ」と結婚を強く求めてきます。三平太は驚きながらもとりあえず学校に逃げ込みますが、その後ロボットによる襲撃を受けることになります。ケメコは三平太を助け、戦いの中から、彼の初恋の少女に似た美少女エムエムを救出します。

エムエムは三平太の生活に強引に入り込むと、学校ではケメコの姿で教師として赴任してきます。しかし、これには地元企業ミシマ電機の陰謀が絡んでおり、三平太の体内にはナノボールという強力なエネルギーが秘められていました。物語は、三平太の平穏な日常が、ケメコとエムエムの出現によってどう変わっていくのか、多くのキャラクターたちが織りなす騒動を描いていきます。

主な登場人物

小林三平太（こばやし さんぺいた）

物語の主人公で、アケボノ高校に通う16歳の高校生。初恋の少女を忘れられずにいる彼は、突如現れたケメコとエムエムによって穏やかな日常が壊れていきます。

ケメコ

声を斎藤千和が担当する、謎に満ちたロボット。三平太の「ヨメ」として現れ、強気で奔放な性格を持っています。見た目はコミカルでありながら、戦闘能力も高く、様々な武器を駆使します。

エムエム

声は戸松遥による、美少女でケメコの中の人です。ピンクの髪を持ちながら、強気な口調の一方、実は恥ずかしがりやな性格です。彼女の存在は三平太にとって意外な影響を及ぼし、物語を進展させる重要な役割を果たします。

他のキャラクターたち

三平太の妹タマ子や母ふみ子、幼馴染のイズミ、捜査官のリョーコなど、多彩なキャラクターが物語を彩ります。彼らそれぞれのバックストーリーや人間関係が、ストーリーの中で展開されていきます。

アニメ化

2008年に放送されたアニメ版は、全12話で構成されており、漫画のユーモアやキャラクター設定を忠実に再現しています。作品の雰囲気を損なうことなく、視聴者を楽しませる内容となっています。

まとめ

『ケメコデラックス!』は、結婚をテーマにした奇妙な日常を描きながら、恋愛、友情、冒険の要素を取り込み、多くのファンを魅了してきました。いわさきまさかずの独特の作風やキャラクターたちの魅力的な描写が、作品をより一層面白くしています。

もう一度検索