ケヴィン・ヴィマー

ケヴィン・ヴィマー：堅実なディフェンダーの軌跡

ケヴィン・ヴィマー（Kevin Wimmer）は、1992年11月15日生まれ、オーストリアのヴェルス出身の元同国代表サッカー選手です。ディフェンダー（主にセンターバック）として、そのキャリアを築き上げました。現在は、ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァに所属しています。

プロとしての出発点：LASKリンツ

ヴィマーは、オーストリアのLASKリンツでプロとしてのキャリアをスタートさせました。若くしてその才能を発揮し、着実にステップアップしていきます。

ドイツでの飛躍：1.FCケルン

2012年、ヴィマーはドイツの1.FCケルンへ移籍。移籍金は25万ユーロと報じられています。ケルンでは、すぐに守備陣のレギュラーとして定着し、その堅実な守備でチームを支えました。特に、2013-14シーズンにはブンデスリーガ2部で好成績を収め、1部昇格に大きく貢献。さらに、2014-15シーズンでは、1部残留という目標を達成し、ケルンでの評価を確固たるものとしました。

イングランドへの挑戦：トッテナム・ホットスパー

2015年5月29日、ヴィマーはイングランドの強豪、トッテナム・ホットスパーFCへ4年契約で移籍。移籍金は非公開ながら、430万英ポンドと推定されています。トッテナムでは、層の厚いディフェンス陣の中で出場機会を得るために奮闘しました。

ストーク・シティ、そしてレンタル生活

2017年8月29日、ストーク・シティFCと5年契約を締結。移籍金は1800万ポンドと高額でした。しかし、ストーク・シティでは期待されたほどの活躍を見せることができず、その後は複数のクラブへレンタル移籍を繰り返すことになります。ハノーファー96（2018年）、ロイヤル・エクセル・ムスクロン（2019年）、カールスルーエSC（2021年）といったクラブでプレーしました。

母国復帰と新たな挑戦：ラピード・ウィーン、ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ

2021年5月28日、ヴィマーはオーストリアのラピード・ウィーンへ移籍し、母国へ復帰。そして、2023年6月8日には、ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァへ移籍し、新たな挑戦を始めています。

プレースタイルと評価

ヴィマーは、身長187cmの恵まれた体格を生かした空中戦の強さと、的確なポジショニング、そして冷静な判断力が持ち味のセンターバックです。派手さはないものの、堅実な守備でチームを支えることができる選手として評価されています。

外部リンク

transfermarkt
UEFAのプロフィールページ

ケヴィン・ヴィマーは、そのキャリアを通じて、様々なリーグ、クラブで経験を積み、着実に成長を遂げてきました。これからの彼の活躍にも注目が集まります。

もう一度検索