コパ・スダメリカーナ2018

コパ・スダメリカーナ2018

コパ・スダメリカーナ2018（Copa Sudamericana 2018）は、南アメリカのクラブチームによる重要なサッカー大会で、17回目の開催となります。この大会の優勝者には、次年度のコパ・リベルタドーレスおよびレコパ・スダメリカーナの出場権が与えられます。また、日本のJリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦にも参加する権利が付与されるため、多くのクラブチームがこのタイトルを目指して競い合います。

出場チーム

この大会には、CONMEBOLに加盟している10カ国から選ばれた合計44チームがエントリーしています。出場資格があるクラブが同年にコパ・リベルタドーレスへの出場権を取得した場合は、そのクラブの次に成績が良かったクラブが代わりに繰り上げ出場します。

また、コパ・リベルタドーレス2018で予選の3回戦やグループステージで敗退したクラブの中から、10チームが2回戦から参加することが許されています。これにより、より多くのクラブが南米サッカーの舞台でその実力を試す機会が生まれています。

1回戦と2回戦の進行

1回戦では、出場する44チームが南部および北部のクラブに分けられ、抽選によって対戦組み合わせを決定します。試合はホームアンドアウェー形式で行われ、合計得点が同じ場合はアウェーゴールルールが適用されます。さらに、アウェーゴールも同じ場合はPK戦で勝敗を決める仕組みです。

2回戦では、1回戦を勝ち抜いた22チームと、コパ・リベルタドーレス2018の成績上位2チーム、さらにグループステージで3位だった8チームが参加します。ここでも試合形式やルールは1回戦と同様ですが、より強豪が集まり、激しい戦いが繰り広げられます。

決勝トーナメント

2回戦を勝ち進んだ16チームは、トーナメント形式で優勝を目指します。組み合わせや開催地の決定は、2回戦の抽選によって行われます。この際、成績上位のチームがホーム戦を開催することとなります。

競技が進む中で合計得点が並んだ場合は、準決勝まではアウェーゴールルールが適用され、アウェーゴールも同じ場合はPK戦で決着を図ります。しかし、決勝戦のみアウェーゴールルールは適用されず、延長戦が設けられます。延長戦でも決着がつかない場合は、再びPK戦が行われるという緊迫した状況が待っています。

結果

決勝戦で対戦したのはブラジルのアトレチコ・パラナエンセとコロンビアのジュニオール。試合は2試合の合計得点が2-2で並び、延長戦に突入しましたが決着はつかず、最終的にはPK戦でアトレチコ・パラナエンセが4-3と勝利し、見事に初優勝を果たしました。この大会の勝利は、チームにとって歴史的な瞬間であり、南米サッカー界における名誉あるタイトルの獲得となりました。

コパ・スダメリカーナ2018は、数多くのドラマと感動を生んだ大会で、南米のサッカーファンにとって忘れられないイベントとなりました。

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