コミックワールド

コミックワールド（Comic World）は、デリーター株式会社が所有する同人誌即売会の登録商標で、略称はCWです。日本では、スクリーントーンの「デリーター(deleter)」ブランドで知られる企業が運営しています。現在、日本、香港、台湾、韓国でコミックワールドが開催されていますが、日本以外では、主な業務を現地の組織に委託しています。

各地のコミックワールド

日本

日本では、主に地方都市で開催されていましたが、1990年代後半までは東京（有明、昭島）、大阪市、札幌市、仙台市、福岡市などの主要都市でも定期的に開催されていました。2000年以降は、横浜市、さいたま市、京都市、山梨県での開催が中心でしたが、2008年8月3日の「コミックワールドin横浜49」を最後に、急遽休止となり、それ以降の予定されていたスケジュールは全てキャンセルとなりました。東京開催時には、声優の結城比呂、三木眞一郎、渡辺美佐のトークショーとサイン会が併催されていたのが特徴です。

香港

コミックワールド香港（Comic World Hong Kong）は、CWHKと略され、香港最大の同人誌即売会です。各イベントは、CWHK 27（2009年1月31日開催）のように、CWHKの後に数字をつけて表されます。1998年8月30日に始まり、原則として年2回開催されています。香港で最初の同人誌即売会ではありませんが、数年で最大規模に成長しました。コスプレが許可されており、模型や人形も盛んに展示されるのが特徴です。主催は、株式会社エスイーのほか、天格製作（TC Production）、香港美術用品專業中心です。実質的な主催は天格製作で、同人サークルが起源の企業です。会場は、CWHK 12までは、CWHK 9を除き、旺角の麦花臣室内場館が使われていましたが、CWHK 9とCWHK 13（2002年）からは、九龍湾の九龍湾国際展示中心で開催されています。

韓国

韓国のコミックワールドは、単にコミックワールド、あるいは「（○回）（都市名）コミックワールド」などと呼ばれます。韓国最大の同人誌即売会であり、1999年に始まりました。ソウルと釜山で定期的に開催されており、以前は大邱でも開催されていました。2009年1月から2月には、82回ソウルコミックワールドと、53回釜山コミックワールドが開催されました。

台湾

コミックワールド台湾（Comic World Taiwan）は、台北、高雄、台中など、台湾の北、中、南部の主要都市で、年に2〜3回開催されています。台湾では、女性向けの最大規模の同人イベントと、男性向けの最大規模のイベントは、「fancy frontier」です。

外部リンク

エスイー
Comic World 香港
Comic World（韓国）
Comic World 台湾

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