コラビア

コラビア：ドナウ川沿いの歴史ある港町

コラビア（ルーマニア語: Corabia）は、ルーマニア南部のオルト県に位置する港町です。ドナウ川に面しており、対岸はブルガリアとなっています。この地名は、ジェノヴァの難破船の残骸から村落が形成されたことに由来し、「corabia」はルーマニア語で帆船、特にガレー船を意味します。

歴史

1880年代には、コラビアはドナウ川の重要な港町として発展しました。共産主義体制下では、製糖工場、家具工房、製革所、繊維工場などが建設され、工業都市としての地位を確立しました。しかし、体制崩壊後、これらの工場の多くが閉鎖され、職を求めて多くの住民がより大きな都市へと移住したため、人口は減少傾向にあります。

現在のコラビア

現在でもコラビアはオルト県の主要都市の一つであり、トゥドール・ヴラディミレスクとヴルトプという二つの村の行政を管轄しています。町にはサッカークラブがあり、数軒の店舗やバーが営業しています。また、古代ローマ時代のカストルム（砦）であるスチダヴァや、国内でも有数の高さを誇る聖三位一体大聖堂、ルーマニア独立戦争の記念像など、歴史的な観光スポットも存在します。

考古博物館には、古代ローマ時代の陶器コレクションが展示されており、特に見ごたえがあります。

出身有名人

イオン・オブレメンコ - サッカー選手
クリスティーナ・ヴァルザル - バレーボール選手

ギャラリー

[コラビアの街並みの写真1]

[コラビアの街並みの写真2]

[聖三位一体大聖堂の写真]

[ルーマニア独立戦争記念像の写真]

[スチダヴァ（古代ローマのカストルム）の写真]

[考古博物館の写真]

[ドナウ川の写真]

関連項目

* ルーマニアの都市の一覧

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