コルテマッジョーレ

イタリア共和国に位置する基礎自治体、コルテマッジョーレ（Cortemaggiore）は、北部エミリア＝ロマーニャ州のピアチェンツァ県に属しています。このコムーネには、およそ4,600人の人々が生活を営んでいます。イタリアにおける「コムーネ」とは、最小の地方自治単位であり、日本における市町村に相当します。

ピアチェンツァ県内に位置するコルテマッジョーレは、地理的に複数の隣接コムーネに囲まれています。具体的な隣接自治体としては、以下のコムーネが挙げられます。

ベゼンツォーネ
カデーオ
カオルソ
フィオレンツオーラ・ダルダ
ポンテヌーレ
サン・ピエトロ・イン・チェッロ
* ヴィッラノーヴァ・スッラルダ

これらのコムーネとの境界を接しており、地域社会の一部を形成しています。

イタリアの行政区分は、上から州（Regione）、県（Provincia）、そして基礎自治体であるコムーネ（Comune）となっています。コムーネは住民に最も身近な行政サービスを提供する単位であり、自治の権限を持っています。人口規模は都市部から小さな村まで様々ですが、コルテマッジョーレは約4,600人という人口であり、比較的規模の小さなコムーネと言えます。

コルテマッジョーレの気候は、イタリア独自の気候分類である「イタリアの気候分類 (it)」において「zona E」に区分されています。この分類は、主に冬期間に暖房を必要とする期間やその際のエネルギー消費量を示す「度日（Grado Giorno - GG）」という指標に基づいており、コルテマッジョーレの度日は2652 GGです。一般的に、zona Eはイタリア北部に多く見られる区分であり、冬期間の寒さが一定程度あり、暖房の必要性が比較的高い地域に該当します。この数値は、地域の気候の厳しさを示す一つの目安となりますが、具体的な年間を通じた気候パターン（例えば、夏の気温、降水量など）の詳細はこの分類だけでは把握できません。

また、イタリア国内における地震リスク評価においても、コルテマッジョーレは分類されています。「イタリアの地震リスク階級 (it)」によると、コルテマッジョーレは「zona 3 (sismicità bassa)」に位置づけられています。イタリアは比較的地震活動が活発な国であり、地域ごとに異なるリスクレベルが設定されています。zona 3は、地震リスクが低いとされる地域に該当します。これは、過去の地震活動の記録や地域の地質構造に基づいて評価されたものであり、比較的大きな地震が発生する可能性が他のリスクの高いゾーン（zona 1やzona 2など）に比べて低いとされています。地域の建築基準や防災計画は、しばしばこのリスク分類を考慮して策定されます。

このように、コルテマッジョーレはエミリア＝ロマーニャ州ピアチェンツァ県に位置する、約4,600人の基礎自治体です。その地理的な位置関係、そしてイタリア特有の気候・地震分類における位置づけが、この地の基本的な特性を形作っています。歴史や文化、経済といった側面については、提供された情報からは詳細を把握することはできませんが、上記のデータがコルテマッジョーレというコムーネの概要理解の一助となるでしょう。

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