コロラド (映画)

映画『コロラド』解説

映画『コロラド』（原題: The Man from Colorado）は、1948年に公開されたアメリカの西部劇映画です。監督はヘンリー・レヴィン。

あらすじ

南北戦争終結後、オウエンとデルは英雄として故郷に凱旋します。オウエンは判事に、デルは保安官に任命され、順風満帆な生活を送るかに見えました。しかし、オウエンは終戦間際に南軍兵を虐殺した過去があり、その狂気を秘めていました。彼はデルの恋人キャロリンを強引に奪い結婚。帰還兵たちは戦後、金鉱採掘で生計を立てていましたが、資本家カーターが金山を私物化したため、収入が激減していました。彼らはカーターを告訴しますが、オウエンはカーター寄りの判決を下し、帰還兵たちの不満は高まります。

そんな中、脱走兵ジェリコがカーターの事務所を襲撃し、金を強奪。オウエンは見せしめのために、ジェリコの弟ジョニーを処刑します。デルはオウエンのやり方に耐えかねて保安官を辞任、他の被告を連れて逃亡しますが、キャロリンの偽りの言葉に欺かれ、オウエンに捕らえられます。しかし、ドクの奇策により脱出に成功。ジェリコ、キャロリンと共に帰還兵の居住区に逃げ込みます。オウエンは彼らを炙り出すため、居住区への放火を命令。炎に包まれる中、財産を焼かれたカーターはオウエンを罵倒します。オウエンは正気を失い、炎上する居住区に突進、ジェリコと格闘の末、キャロリンの悲鳴が響き渡る中、2人は炎の中に消えていったのでした。

キャスト

オウエン：グレン・フォード
デル：ウィリアム・ホールデン
キャロリン：エレン・ドルー

スタッフ

監督：ヘンリー・レヴィン
製作：S・シルヴァン・サイモン

作品の魅力

正義と狂気の狭間で苦悩する主人公の姿
愛憎渦巻く人間ドラマ
西部劇ならではの迫力あるアクションシーン

外部リンク

コロラド - allcinema
コロラド - KINENOTE
The Man from Colorado - IMDb（英語）
The Man from Colorado - オールムービー（英語）

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