コーリー・トーマス

コーリー・トーマス

コーリー・トーマス（Corey Thomas）は、1994年9月21日にオーストラリアで生まれたラグビーユニオン選手です。身長194センチメートル、体重105キログラムという、ロック（LO）として理想的な体格を誇り、フィールドではその身体能力を活かしたプレーを見せています。現在は北米のメジャーリーグラグビー（MLR）に所属するトロント・アローズでプロフェッショナルとして活動しており、国際舞台ではカナダ代表の一員としても活躍しています。

初期キャリアと日本での挑戦

トーマス選手は、オーストラリアのギルフォード・グラマー・スクールやブリスベン・シティーでラグビーのキャリアを積みました。その後、2016年に日本のトップリーグに参戦していたキヤノンイーグルス（現在の横浜キヤノンイーグルス）への加入を決断し、新たな挑戦の舞台を日本に求めました。同年10月2日に行われたジャパンラグビートップリーグの第5節、サントリーサンゴリアス戦で途中出場を果たし、日本の公式戦でのデビューを飾りました。この試合は、彼にとって日本のラグビーファンに自身の存在を知らしめる最初の機会となりました。

キヤノンイーグルスで経験を積んだ後、2018年には同じく日本のリーグに所属する釜石シーウェイブスへ移籍しました。釜石ではチームの一員としてプレーし、日本の異なる環境でさらなるスキルアップを目指しました。

スーパーラグビーでの経験

2019年12月には、国際リーグであるスーパーラグビーに日本から参戦していたサンウルブズの2020シーズンに向けたスコッドに選ばれました。スーパーラグビーという世界トップレベルの舞台でプレーする機会を得たことは、トーマス選手のキャリアにおいて重要なステップとなりました。世界各国の強豪チームを相手に、自身の力を試す貴重な経験となりました。

北米リーグへの転身

サンウルブズでの活動の後、トーマス選手は北米のメジャーリーグラグビー（MLR）へと活躍の場を移しました。2020年にはLAギルティニスに加入し、アメリカを拠点とするプロフェッショナルリーグでのプレーを開始しました。MLRは近年急速に発展しており、様々な国の選手が集まる国際色豊かなリーグです。

そして、2022年には現在の所属チームであるトロント・アローズへ移籍しました。カナダに本拠地を置くこのチームで、彼は引き続きMLRの舞台でプレーを続けています。トロント・アローズでは、その豊富な経験とフィジカルを活かし、チームの主要な選手の一人として貢献しています。

カナダ代表としての活動

オーストラリア出身でありながら、トーマス選手はカナダ代表としての国際キャップを獲得しています。2023年2月現在で6キャップを記録しており、カナダ代表として国際試合に出場し、その実力を示しています。国の代表としてプレーすることは、選手にとって最高の栄誉の一つであり、彼はカナダ代表のジャージを着て世界中のチームと戦っています。

まとめ

コーリー・トーマス選手は、オーストラリアでキャリアをスタートさせ、日本のトップリーグやスーパーラグビー、そして北米のメジャーリーグラグビーと、国際的に多様な環境でプレー経験を積んできた選手です。ロックとして、その恵まれた体格と経験を活かし、所属チームやカナダ代表のために尽力しています。これまでの豊富なキャリアで培われた経験は、今後の彼のプレーにおいて大きな財産となるでしょう。トロント・アローズおよびカナダ代表でのさらなる活躍が期待されています。

関連項目:

ラグビーカナダ代表
横浜キヤノンイーグルス
釜石シーウェイブス
サンウルブズ
LAギルティニス
トロント・アローズ

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