コールドスチール

コールドスチールは、アメリカ合衆国に拠点を置く、ナイフと刀剣の製造メーカーです。1980年にリン・トンプソンによって創業されました。

同社は、通常のシースナイフやフォールディングナイフに加え、大型の刃物、例えばマチェット、トマホーク、ククリなどを幅広く取り扱っています。また、槍、吹き矢、手裏剣、杖、棍棒といった武具、さらには様々な形状のプラスチック製トレーニングナイフも製造しています。

コールドスチールの製品ラインナップの特徴として、世界各国の伝統的な刀剣を模した刀剣類が挙げられます。日本刀や仕込み杖、レイピアなどがその例です。ただし、これらの刀剣類は、日本刀の素材である玉鋼ではなく、通常の炭素鋼を使用して製造されており、制作方法も大きく異なります。そのため、外観が日本刀の形状をしていても、法的には模造刀として扱われます。

創業者のリン・トンプソン自身が社長を務めており、コールドスチールの製品を紹介する試し切り動画が広く公開されています。これらの動画では、リン自身や社員が製品の切れ味や耐久性を実証しており、食肉やロープなど、様々な物を切断するデモンストレーションを行っています。これらのデモンストレーションは、イベントなどでも実施され、コールドスチールの製品の性能をアピールする上で重要な役割を果たしています。

コールドスチールの製品は、その強度と実用性から、アウトドア愛好家、武道家、コレクターなど、幅広い層から支持を集めています。革新的なデザインと素材の採用により、常に新しい製品を開発し続けているメーカーです。

関連項目

ナイフ
日本刀

外部リンク

* 公式サイト（英語）

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