コーンヘッズ (映画)

映画『コーンヘッズ』について

1993年に公開された『コーンヘッズ』は、スティーブ・バロンが監督を務め、ダン・エイクロイドが主演を務めたSFコメディ映画です。この作品は、もともと人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の人気コーナーから誕生したキャラクター「コーンヘッズ」を基に制作されました。

概要

『サタデー・ナイト・ライブ』から派生したこの映画は、ダン・エイクロイドとジェーン・カーティンがコーンヘッズ夫婦を演じ、監督にはアイルランド出身のスティーブ・バロンが起用されました。また、アダム・サンドラー、デヴィッド・スペード、クリス・ファーレイなど、『サタデー・ナイト・ライブ』のレギュラーメンバーも多数出演し、コメディシーンを盛り上げています。

この映画は、移民国家であるアメリカが抱える問題を痛烈に風刺しており、全体としてユーモラスな作品に仕上がっています。独特な外見を持つ宇宙人一家が、地球社会でどのように生き、生活するのかが描かれており、その滑稽さが観客の笑いを誘います。

あらすじ

物語は、遥か26光年離れたレミュラク星からやってきた宇宙人夫婦、ベルダー（ダン・エイクロイド）とプライマート（ジェーン・カーティン）が、地球に不時着することから始まります。彼らの目的は地球侵略の偵察でしたが、宇宙船の故障により、迎えが来るまで地球に潜伏せざるを得なくなります。

ベルダーは、手先の器用さを活かして電器修理工として働き始めます。その見事な腕前は、雇い主であるオットー（シンバッド）から絶大な信頼を得ます。オットーの計らいで、ベルダーは違法にアメリカ国籍を取得し、地球人として生活を始めます。しかし、移民局の捜査官シードリング（マイケル・マッキーン）に目をつけられ、追跡されることになります。

数年後、ベルダーとプライマートの間には長女コニー（ミシェル・バーク）が誕生します。18年後、コニーは恋をする年頃になり、自動車修理工のロニー（クリス・ファーレイ）と交際を始めます。ベルダーはコニーの恋路を厳しく見守りますが、一家は勤勉に働き、郊外に家を構え、平穏な生活を送っていました。

しかし、再び捜査を開始したシードリングが執拗に追跡を始め、コーンヘッド一家は再び危機に直面することになります。果たして、彼らはこの困難を乗り越えることができるのでしょうか。

キャスト

ベルダー：ダン・エイクロイド
プライマート：ジェーン・カーティン
コニー：ミシェル・バーク
シードリング：マイケル・マッキーン
オットー：シンバッド
ロニー：クリス・ファーレイ

その他、アダム・サンドラー、デヴィッド・スペードなど、『サタデー・ナイト・ライブ』のメンバーも多数出演しています。

スタッフ

監督：スティーブ・バロン
製作：ローン・マイケルズ
脚本：トム・デイヴィス、ダン・エイクロイド、ボニー・ターナー、テリー・ターナー
音楽：デヴィッド・ニューマン
撮影：フランシス・ケニー
編集：ポール・トレホ

参考文献

コーンヘッズ - allcinema
コーンヘッズ - KINENOTE
Coneheads - オールムービー（英語）
Coneheads - IMDb（英語）

『コーンヘッズ』は、SFコメディでありながら、移民問題や異文化交流といった社会的なテーマも盛り込まれた作品です。ユニークなキャラクター設定とコメディタッチな演出で、観客を笑わせながらも、考えさせられる要素も含まれています。ぜひ一度、このユニークな映画を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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