ゴパック (小銃)

ゴパック：ウクライナ製AKMベースの小銃

ゴパック（ウクライナ語: Гопак）は、ウクライナの国営企業ウクロボロンプロム傘下のマヤク工廠で開発された小銃です。その名前は「AKを元にした実用的携帯小銃」という意味を持ちます。

開発の経緯

ゴパックは2015年9月に開催された「アームズ&セキュリティー-2015」で初めて公開されました。2018年時点ではウクライナ軍による試験運用が行われており、制式採用の可能性も示唆されています。

構成と特徴

ゴパックは、AKMのレシーバーを流用して製造されるため、低コストかつ短時間での量産が可能です。しかし、自動射撃機能は排除されており、射撃のたびにコッキングレバーを操作する必要があります。操作性向上のため、コッキングレバーはT字型に変更されています。

リアサイトはピカティニーレールに変更され、スコープ（公開時にはシュミット&ベンダー製）の装着が可能です。銃床はPKMのもの、グリップは独自の焦茶色のポリマー製に換装されています。銃身にはRPKから流用された二脚が取り付けられ、銃口には150mmの取り外し可能なサプレッサーが装着可能です。ただし、使用弾薬は7.62×39mm弾のままであるため、特殊な低速弾を使用しない限り、消音効果は限定的です。マガジンは、AKMと同様の30連、10連、5連のものが使用できます。

改良モデル

後年に公開された改良モデルでは、銃床がAR-15タイプの伸縮調整可能なものに変更され、二脚も伸縮調整可能なものにアップグレードされています。外観は緑を基調とした迷彩塗装が施されています。

参考文献

https://topwar.ru/85032-shturmovaya-vintovka-gopak-ocherednaya-novinka-ot-ukrainskih-proizvoditeley.html
https://topwar.ru/139521-eksperimentalnoe-ukrainskoe-ognestrelnoe-oruzhie-chast-5-snayperskie-vintovki-gopak-i-askoriya.html

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