ゴラン・ヴィシュニック

ゴラン・ヴィシュニック（Goran Visnjic, 1972年9月9日 - ）は、クロアチア・シベニク出身の俳優。

生い立ちと兵役

幼少の頃から俳優を志し、16歳で映画デビュー。しかし、ユーゴスラビア紛争の勃発により、18歳でユーゴスラビア人民軍に入隊し、戦火を経験。その後、クロアチア軍にも参加した。

俳優としての飛躍

除隊後、ザグレブで演技を学び、『ハムレット』などの舞台で高い評価を得る。その後、ハリウッドに拠点を移し、映画『ウェルカム・トゥ・サラエボ』や『ピースメーカー』などに出演。1998年にはマドンナのミュージックビデオ「パワー・オブ・グッバイ」に恋人役で出演し、注目を集めた。

ER緊急救命室

1999年、人気ドラマシリーズ『ER緊急救命室』にルカ・コバッチュ役でレギュラー出演。ジョージ・クルーニーの後を継ぐ形で出演し、最終シーズンまで同役を演じた。紛争で妻子を失いアメリカに渡った医師という役どころで、クロアチア語を話すシーンもあった。ノア・ワイリー降板後は、トップクレジットとして名前が掲載されるようになった。

その他の活動

2002年には米雑誌『Star』で「ハリウッドセクシー100人」の2位に選ばれるなど、人気を博した。『007』シリーズのジェームズ・ボンド候補にも名前が挙がったことがある。現在はカリフォルニア州に在住しつつ、クロアチアの映画にも出演している。

私生活

1999年に彫刻家のイヴァナ・ヴィシュニックと結婚。2007年には男の子を養子に迎え、2011年には代理母を通して息子をもうけている。また、クロアチア在住時に別の女性との間に生まれた娘を認知し、養育費を支払っている。

動物愛護活動にも熱心で、PETAの毛皮反対キャンペーンに参加したこともある。

主な出演作品

映画
テレビシリーズ

ミュージックビデオ

Tony Cetinski - 「Život (Life)」 (1998)
マドンナ - 「パワー・オブ・グッバイ」 (1998)
アンクル - 「Burn My Shadow」 (2008)

外部リンク

ゴラン・ヴィシュニック - allcinema
* Goran Višnjić - IMDb（英語）

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