ゴロウ・デラックス

『ゴロウ・デラックス』

概要

『ゴロウ・デラックス』は、TBSテレビ系列で放送されていた人気の読書バラエティ番組で、稲垣吾郎が司会を務めました。2011年4月に始まり、2019年3月に終了までの約8年間にわたり、多くの視聴者に愛されていました。本番組は、書籍や著者への深い理解を促しながら、その魅力を引き出すことを目的としていました。

番組内容

この番組では、稲垣吾郎とTBSアナウンサーの外山惠理が主に進行を担当し、辛口トークで著者ゲストを迎え入れる形式が特徴です。課題図書として選ばれた一冊の本について、MC二人による朗読が行われ、本のテーマや内容に関する議論が展開されます。

また、前番組『哀愁探偵1756』から引き継がれた企画「AP久松っちゃんダイエット」も継続されており、視聴者を飽きさせない工夫が随所に見られました。特に、毎年の特別放送が話題となり、2011年12月には初のスペシャル放送が行われ、視聴者の期待が高まりました。

アシスタントの交代

当初、アシスタントには元TBSアナウンサーの小島慶子が起用されていましたが、彼女がオーストラリアに移住したため、2014年3月に降板。しかし、その後は外山惠理に交代し、再び新たな風が番組に吹き込まれました。外山はTBSラジオでの活躍もあり、2014年4月24日の放送では、特別ゲストとして永六輔がスタジオに駆けつける場面もありました。

最終回とその後

番組は2019年3月29日に最終回を迎え、322人目のゲストとして沢木耕太郎が登場しました。彼の出演は非常に珍しく、視聴者の間での関心が集まりました。最終回の課題図書『銀河を渡る 全エッセイ』も、この番組のフィナーレを華やかに飾るものでした。また、番組の終了と同時に、TBS系列の深夜バラエティ番組での稲垣吾郎の活動も15年間にわたって幕を閉じました。

その後、稲垣はABEMAにて配信される新たなトーク番組『7.2 新しい別の窓』に出演し、「インテリゴロウ」という企画が開始されました。ここでは、作家や文化人をゲストに迎え、鋭い質問を投げかけるスタイルが引き継がれました。この新しい番組も多くの支持を受け、さらに進化を続けていきました。

出演者

• - 司会者: 稲垣吾郎（元SMAPメンバー）、外山惠理（2014年4月から最終回まで）
• - アシスタント: 小島慶子（2011年4月から2014年3月まで）
• - AD: 山田親太朗（2013年まで）
• - ナレーター: 浦和めぐみ

スタッフ

本番組の制作には多くのスタッフが携わり、そのクオリティを支えていました。構成作家やディレクター、音響、編集、照明など、多岐にわたる職種の人々が連携し、一つの番組を作り上げる舞台裏も魅力的です。

まとめ

『ゴロウ・デラックス』は読書というテーマを軸に、エンターテインメントと学びの要素を融合させた番組でした。稲垣吾郎の個性的な進行とゲストとの会話を通じて、多くの視聴者に新しい視点やインスピレーションを提供したこの番組の遺産は今もなお色あせていません。

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