ゴースト・ラボ:禁断の実験

ゴーストラボ:禁断の実験

『ゴーストラボ:禁断の実験』（タイ語: โกสต์แล็บ..ฉีกกฎทดลองผี、英語: GHOST LAB）は、タイのホラー・科学映画です。監督はパウィーン・プーリジットパンヤー、制作はGDH 559およびジョー・クワン・フィルムが担当し、NETFLIXが制作管理を行いました。主演はタナポップ・リーラットタカチョーン、パリ・インタラコマリヤスット、ナタニチャー・ダンワタナーワニット。

2021年5月26日にNETFLIXで全世界公開され、タイ映画としては『BNK48: One Take』に続くNETFLIXオリジナル作品となりました。また、全編がNETFLIX基準のドルビー・ビジョン規格に従ったHDRテクノロジーで撮影された初のタイ映画としても知られています。

あらすじ

「あなたは死後の世界を信じますか？」

研修医のウィーとグラは、対照的な性格の持ち主。科学で証明できるものしか信じないウィーに対し、グラは幼少期の体験から幽霊の存在を信じ、心霊スポットを巡ってその実在を調査していました。ある夜、焼身自殺を試みた男性の「幽霊」を目撃した2人は、幽霊を科学的に証明するため、病院の古い宿舎で研究を始めることに。イヌイットの伝承になぞらえ「北極光の研究」と称し、幽霊出現の条件を探ります。

監視カメラには物が動く様子が映るものの、幽霊にはなかなか出会えず、グラは過労で手術を失敗。焦った2人は、幽霊の「実験参加者」として、末期がん患者を恋人にすることを提案しますが、ウィーは倫理的に反対します。そんな中、ウィーの母親が脳死状態に陥り、彼は苦渋の決断を迫られます。そして、「幽霊の実在」を証明しようとする過程で、2人は予期せぬトラブルに巻き込まれていくのでした。

キャスト

ウィー医師：タナポップ・リーラットタカチョーン
グラ医師：パリ・インタラコマリヤスット
マイ（グラの恋人）：ナタニチャー・ダンワタナーワニット
ナモ医師：Natthawut Jenmana
ウィーの母：スークワン・ブーラクン
コイ（グラの母）：ラチャニー・シララート
ギブ（グラの妹）：シャリーダ・ギルバート
年配の看護師：Anchuleeon Buakaew
ジューン看護師：Jinjuta Rattanaburi
グラ（子供時代）：Alanta Potjes
ウィー（子供時代）：Suniti Supavarahasoonthorn

製作の背景

映画のコンセプトは、GTH時代に遡ります。ジラ・マリクンが開催したワークショップで、パウィーン・プーリジットパンヤーとナワポン・タムロンラタナリットはペアを組み、映画のストーリーを考案しました。科学とホラーという共通の好みを持つ2人は、パークプム・ウォンプムの部屋に幽霊が出るとの噂をきっかけに、幽霊を科学的に証明する実験をテーマにした映画を制作することを決意しました。

2019年頃、GDH559は新作映画のストーリーを必要としており、パウィーンとナタポンはこのプロジェクトを映画として提案。2020年公開予定でしたが、コロナ禍により公開は2021年に延期されました。その後、劇場公開からNETFLIXでの配信へと変更され、NETFLIXの基準に従い、ドルビー・ビジョンとHDR10+で撮影、音声も5.1chで制作されました。

サウンドトラック

映画のサウンドトラックは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのサウンドディレクター、Bill Hemstapatが担当し、映画全体の音楽を制作しました。

公開と評価

2020年9月23日に開催されたGDH Xtraordinary 2021 Line-up記者会見で正式発表され、当初は2020年にタイの劇場で公開予定でしたが、コロナ禍の影響で延期。NETFLIXに買収され、2021年5月26日に全世界公開されました。

公開後、展開の予測可能性、不合理な結末、非現実的なCGIなどが批判され、Rotten Tomatoesでは20％、IMdBでは5.5未満のスコアを獲得しています。

外部リンク

ゴーストラボ:禁断の実験 - ネットフリックス

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