サイバードラモン

サイバードラモン

サイバードラモンは、デジタルモンスターシリーズに登場する架空の生命体であり、特に以下の作品で重要な役割を果たしています。

デジモンペンデュラム5.5
テレビアニメ『デジモンテイマーズ』
テレビアニメ『デジモンクロスウォーズ』

種族としてのサイバードラモン

サイバードラモンは、特殊ラバー装甲に身を包んだサイボーグ型デジモンです。モノドラモンの完全体であり、ウィルスを駆除することを主な使命としています。しかし、ウィルスバスターズには属さない孤高の存在です。性格は非常に凶暴で、その扱いは極めて難しいとされています。

基本データ

世代: 完全体
タイプ: サイボーグ型
属性: ワクチン
必殺技: イレイズクロー
得意技: サイバーネイル
勢力: メタルエンパイア

2008年1月25日にデジモンウェブのデジモン図鑑に追加され、詳細な設定が公開されました。

必殺技

イレイズクロー
交差させた両腕から、構成データを破壊する超振動波を放ち、敵の周囲の空間ごと消し去ります。この攻撃を受けると、デジタルデータの一片も残らず消滅します。

2010アニメ版（デジモンクロスウォーズ）

アニメ『デジモンクロスウォーズ』に登場するサイバードラモンは、オリジナルとは異なる設定を持っています。

世代: 完全体
タイプ: エイリアン型
属性: ワクチン

異世界から来た正体不明のデジモンであり、言語や思考回路も通常のデジモンとは異なります。非常に凶暴で好戦的な性格を持ち、他のデジモンとのコミュニケーションは基本的に不可能とされています。大量のエネルギーを得るために他のデジモンを捕食し、体表面を周囲の景色と同化させて姿を隠すことも可能です。予測の難しいトリッキーな動きで敵を翻弄し、変則的な技で一撃を与える奇襲を得意とします。武器は槍である「ツインランサー」です。

シルエットはオリジナルに似ていますが、各部のデザインは有機的なものに変更されており、背景設定も大きく異なっています。

2010年12月17日にデジモンウェブのデジモン図鑑に追加され、詳細設定が判明し、さらに2020年10月2日に世代・属性が判明しました。

必殺技

イレイザークロー
公式設定での技の説明はありませんでしたが、アニメ『デジモンクロスウォーズ～悪のデスジェネラルと七つの王国～』で使用された際には、両手の爪を長く伸ばして突き刺す攻撃として描かれました。
グラットンファング
胸から突然肋骨を伸ばして敵を串刺しにします。アニメ『デジモンクロスウォーズ』で初使用され、第2期『悪のデスジェネラルと七つの王国』で技名が表記されました。
サイバーブレーダー
回転する尾に乗って回りながら、手にした槍で敵を切り裂きます。アニメ『デジモンクロスウォーズ』で使用されました。
デスディバイダー
槍を軸に回転して尾で攻撃します。アニメ『デジモンクロスウォーズ』で初使用され、以降も何度か使用されています。ドラコモンとクロスした姿でも使用されました。

X抗体版

X抗体を得てX-進化したサイバードラモンは、全身を覆う特殊ラバー装甲が硬質化し、無駄のない動きでウィルス種のデジモンを殲滅します。

世代: 完全体
タイプ: サイボーグ型
属性: ワクチン
必殺技: イレイザークロー、エクストリームテイラー

2019年10月29日にデジモンウェブのデジモン図鑑に追加され、詳細設定が判明しました。

必殺技

エクストリームテイラー
羽に充填したワクチンエネルギーを尻尾から圧縮して放ちます。

登場人物としてのサイバードラモン

デジモンテイマーズ
秋山遼のパートナーであるモノドラモンの完全体として登場し、声優は世田壱恵が担当しました。遼は、サイバードラモンが暴走しないように制御していました。後にジャスティモンに進化します。
デジモンクロスウォーズ
蒼沼キリハ率いるブルーフレア所属のデジモンとして登場し、声優は草尾毅（日本語版）、ニール・キャプラン（英語版）が担当しました。キリハの忠実な配下として行動し、技の名前を叫ぶ以外の台詞はほとんどありません。
デジモンクロスウォーズ (漫画)
アニメ版と同様の設定ですが、思考能力が非常に高く、意思疎通が困難です。グレイモンとの交流を経てブルーフレアに加入しました。
デジモンアドベンチャー:
第28話に登場し、『クロスウォーズ』版の個体として描かれています。光子郎とテントモンの前に大群で現れましたが、デッカードラモンの攻撃によって撃墜され、捕食されました。

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