サイプレス上野とロベルト吉野

サイプレス上野とロベルト吉野

「サイプレス上野とロベルト吉野」（略称：サ上とロ吉）は、日本のヒップホップシーンにおいて特異な存在感を放つコンビです。2000年に結成された彼らは、横浜ドリームランド出身の先輩と後輩という関係を活かし、共に音楽の道を歩んできました。グループはZZ PRODUCTIONに所属し、サイプレス上野がMC、ロベルト吉野がDJを担当。彼らの信条「HIP HOPミーツallグッド何か」は、全く新しいエンターテイメントを引き出しています。

メンバーのプロフィール

サイプレス上野

サイプレス上野（本名：上野恭輔）は1980年生まれ。横浜高等学校と神奈川大学の卒業生で、学生時代には応援団長を務め、甲子園での春夏連覇を達成しました。彼はプロレスと野球に強い興味を持っており、特にプロレスに関する知識は豊富です。その知識を活かし、新日本プロレスの公式テーマソングも手掛けています。サイプレス上野は、ヒップホップアーティストとしてだけでなく、テレビやラジオ、CMへの出演も多数。音楽の枠だけでなく、多才な才能を発揮しています。

ロベルト吉野

ロベルト吉野（本名：吉野徹也）は1982年生まれのDJで、メタルに特化したDJとしても知られています。彼のバトルDJとしてのスキルは国内外で高く評価されており、特にDMCワールドDJチャンピオンシップには複数回出場。ロベルト吉野は「AC/DC TRIBUTE MASH UP INSTRUMENTAL UNIT」”刑鉄”など、さまざまなプロジェクトにも参加し、ジャンルにとらわれない音楽活動を展開しています。

結成から現在までの活動

2000年、横浜市戸塚区のドリームハイツ周辺で結成されたサイプレス上野とロベルト吉野は、2007年にデビューアルバム『ドリーム』を発表。このアルバムは、彼らの名を広めるきっかけとなり、「FUJI ROCK FESTIVAL'07」にも出演しました。その後、2009年には2ndアルバム『WONDER WHEEL』をリリースし、単独ライブも成功させるなど、着実に地位を築いていきました。

2012年には、3rdアルバム『MUSIC EXPRES$』をリリースし、収録曲の一つが人気番組「ゴッドタン」のエンディングテーマに選ばれるなど、さらなる注目を集めました。しかし、2014年にはロベルト吉野が体調不良で活動を休止。サイプレス上野はその間も精力的に活動し、新たに独自のリリースを続けました。

ロベルト吉野が復帰した後もグループとしての活動は続き、様々なイベントやテレビ番組に出演。2016年にはアコムのCMへの出演を果たし、さらには「WRESTLE KINGDOM 11」のオフィシャルテーマソングを発表。このように、彼らの活動は多岐にわたり、ヒップホップシーンに貢献しています。

最新の動向とディスコグラフィー

2022年には7thアルバム『Shuttle Loop』をリリースし、現代のヒップホップシーンにおいても存在感を発揮。これからもサイプレス上野とロベルト吉野は新たな挑戦を続け、ファンに歓喜を提供することでしょう。彼らの音楽の旅は、まだまだ続きます。

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