サイレントヒル アーケード

サイレントヒル アーケード（SILENT HILL: THE ARCADE）

『サイレントヒル アーケード』は、コナミデジタルエンタテインメントが製作したホラーガンシューティングゲームで、プレイヤーはアーケード筐体を使い、恐怖に満ちたサイレントヒルの世界を探索します。

ゲーム概要

本作はe-AMUSEMENT PASSに対応しており、プレイデータを保存したり、繰り返しプレイすることで新しいルートを発見する楽しさを提供します。ゲームプレイ中には、外部の視界を遮るカーテンが用意されており、没入感を高める工夫が施されています。音は5.1chサラウンドに対応し、迫力ある体験を演出しています。最大2人が同時にプレイ可能で、過去のシリーズ作品に登場したマップや音楽、敵キャラクターが取り入れられています。

各プレイヤーは主にオートマチック式の拳銃を使用し、10発の弾薬を持って戦います。ただし、リロード後は弾数が制限されるため、戦略的なプレイが求められます。また、ゲーム内には散弾銃やライフルといった使い捨ての武器が存在しますが、連射性に劣ります。筐体には赤いオプションボタンが付いていますが、その使い道は未だに謎です。敵を倒すと得られるスコアやコンボ要素は、戦略的なプレイとやりこみ要素を加えています。2007年12月には弾切れ時の自動リロード機能や一部敵の弱体化が行われるなど、プレイ環境の改善が図られました。

ストーリー

ゲームの舞台は1918年11月のサイレントヒル。トルーカ湖には、戻らぬ「リトル・バロネス号」があり、乗客や乗員が行方不明になっています。75年後、大学のオカルトサークルメンバーであるエリックとティナは、湖にまつわる噂に興味を持ち、サイレントヒルを訪れることにしますが、仲間は消え、恐ろしい悪夢に直面することとなります。彼らは拳銃を手に取って霧に包まれた無人の街へと足を踏み入れ、仲間たちを救うための冒険が始まります。

登場人物

• - エリック・レイク: 主人公の一人。トルーカ湖の伝承に興味を持つ大学生。
• - ティナ: エリックの友人で教育学部の大学生。エミリーに会うためにサイレントヒルに来た。
• - エミリー・アンダーソン: サイレントヒルに住む9歳の少女。行方不明の母を探している。
• - ハンナ: 失踪したリトル・バロネス号の乗客で、物語のキーパーソン。
• - フランク・アンダーソン: エミリーの父で歴史資料館館長。

クリーチャー

本作には様々なクリーチャーが登場します。雑魚クリーチャーとしては、ガムヘッドやナース、ハマーなどが存在。一方、ボスクリーチャーとしては、レッドピラミッドシングやアックスハンド、グリーディーワームといった恐ろしい存在がプレイヤーに立ちはだかります。

エンディング

ゲームには複数のエンディングが用意されています。全員を救出し元の世界に無事帰還する「グッドエンド」、仲間を一人でも死なせた場合の「ノーマルエンド」、仲間たちが消えてしまう「バッドエンド」、そしてUFOが登場する「UFOエンド」と、各々がプレイヤーの選択によって異なる結末を迎えます。

まとめ

『サイレントヒル アーケード』は、恐怖とスリルに満ちた体験を提供するアーケードゲームです。過去のシリーズ作品の要素を巧みに融合させ、新たな物語を展開することで、老舗のホラーゲームファンはもちろん、新たなプレイヤーにも楽しんでもらえる内容となっているでしょう。

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