サウスダコタ時間

サウスダコタ州の時間帯

アメリカ合衆国中西部に位置するサウスダコタ州では、州の地理的な範囲に応じて、二種類の標準時が使われています。州の概ね西半分では山岳部時間（Mountain Time; MT）が採用され、東半分では中部時間（Central Time; CT）が用いられています。加えて、年間を通じて夏時間（Daylight Saving Time; DST）が州全体で実施されています。

時間帯の区分

サウスダコタ州内の時間帯の境界線は、州をおおよそ東西に分割しています。この境界線は郡単位で定められており、特定の郡全体または一部が一方の時間帯に属します。

山岳部時間

州西部に位置する以下の郡で山岳部時間が適用されています。

ベネット郡 (Bennett County)
ビュート郡 (Butte County)
コーソン郡 (Corson County)
カスター郡 (Custer County)
デューイ郡 (Dewey County)
フォールリバー郡 (Fall River County)
ハーコン郡 (Haakon County)
ハーディング郡 (Harding County)
ジャクソン郡 (Jackson County)
ローレンス郡 (Lawrence County)
ミード郡 (Meade County)
オグラララコタ郡 (Oglala Lakota County)
ペニントン郡 (Pennington County)
パーキンズ郡 (Perkins County)
スタンリー郡西部 (western part of Stanley County)
ジーバック郡 (Ziebach County)

上記の郡のうち、スタンリー郡のみは郡の西部のみが山岳部時間に属するという特殊な扱いになっています。山岳部時間地域で最も大きな都市は、ブラックヒルズの東に位置するラピッドシティです。

中部時間

州の東側の地域全体では中部時間が適用されます。この地域には、サウスダコタ州の人口が多く集まる主要都市が点在しています。州の行政府が置かれている州都ピアや、州内最大の都市であるスーフォールズは、いずれも中部時間地域に位置しており、経済や文化の中心となっています。

夏時間制度

サウスダコタ州では、州全域で夏時間が実施されています。これは、標準時よりも時計を1時間進める期間であり、通常3月の第二日曜日から11月の第一日曜日まで続きます。夏時間期間中は、山岳部時間地域は山岳部夏時間（MDT）、中部時間地域は中部夏時間（CDT）となります。これにより、日照時間の長い夏期の日光をより有効に利用し、特に夕方の明るい時間を長くする目的があります。

標準時情報の管理

世界の多くの地域と同様に、サウスダコタ州の標準時に関する情報も、インターネットの標準化などに関わるIANAが管理するtz database（タイムゾーンデータベース）に収録されています。このデータベースは、コンピュータや様々なシステムで正確な時間帯情報を提供するために利用されています。

関連情報

[サウスダコタ州]]の各郡に関する詳しい情報は、「[サウスダコタ州の郡一覧」などの関連項目でさらに調べることができます。

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