サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里

『サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里』

『サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里』は、セガの人気ゲームシリーズ『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』のエンディング後のエピソードをもとにしたアニメ作品で、全3巻のOVAとして2004年にリリースされました。タイトルにある「ル・ヌーヴォー」は「新しい」を意味しており、物語が新たなパリでの冒険を描いていることを示しています。

登場人物

本作には、個性豊かなキャラクターが登場します。主人公のエリカ・フォンティーヌや、植物の妖精・グリシーヌ、元気な少女コクリコ、スタイリッシュなロベリア・カルリーニなどが、それぞれ声優によって魅力的に描かれています。大神一郎や花火などの仲間たちも重要な役割を果たします。

物語のあらすじ

物語は3つのエピソードから成り立っています。

一夜限りのサーカス

花火とコクリコは夜の街をパトロール中に花火の父に見つかり、慌てて巴里華撃団のサーカスに所属していると虚偽の説明をします。父を納得させるために、実際にサーカスを開催することに決めますが、会場には怪人が現れ、彼女たちは予想外の危機に直面します。

メル・シー・スパイ

一方、メルとシーはシャノワールで保管していた英国貴族の家宝が盗まれたことに気付きます。警察の捜査を避けたい彼女たちは、怪しい男の調査を始め、真相を追い求めていきます。果たして、彼女たちは無事に事件を解決できるのでしょうか。

雷の尖塔

大神が帰国してくる頃、巴里華撃団は隊長問題に悩まされていました。そんな中、闇の力に操られたエッフェル塔が怪物と化し、街を脅かします。隊員たちは一致団結してこの強大な敵に立ち向かうことができるのか、緊迫した場面が繰り広げられます。

スタッフとキャスト

本作の制作には、広井王子、赤松智、大場規勝などの有名なプロデューサーが携わり、山本裕介が監督として奔走しました。シリーズを支える声優陣も豪華で、日高のり子や小桜エツ子など、人気声優が揃っています。

音楽と主題歌

オープニングテーマは「御旗のもとに」で、巴里歌劇団が歌い上げる力強い楽曲となっています。エンディングには、各話ごとに異なる歌が流れ、独特の雰囲気を演出しています。

配信情報

この作品は2020年4月24日から、YouTubeの「TMS55周年公式チャンネル」にて期間限定で無料配信されており、新規ファン層の獲得にも寄与しました。

『サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里』は、魅力的なキャラクターたちが新たな冒険に挑む姿を描いた作品で、ファンにとっては見逃せない内容となっています。

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