サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜

サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜

『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』は、2001年にセガから発売されたドリームキャスト向けのゲームです。この作品は、人気シリーズの第3作目にあたります。サブタイトルは、映画『パリは燃えているか』に由来しています。

ストーリー

1926年のフランス、巴里は当時の経済や文化の中心地でした。しかし、街では謎の怪人による犯罪が相次ぎ、フランス政府は「巴里華撃団」という特殊部隊を設立しました。そして、帝国華撃団の隊長・大神一郎がその隊長を任命されます。彼は、以前に日本の帝都を守った英雄です。

大神はフランスへ留学するが、すぐにその任務の真相を知ることになります。彼は、「テアトル・シャノワール」を拠点として、巴里華撃団・花組の隊員たちと共に怪人との戦いに挑むこととなり、巴里の街で新たな冒険が始まります。

ゲームシステム

本作は前作からさらに進化しており、特にドリームキャスト向けに最初から開発されたため、スムーズに進行するゲーム体験が実現されています。「Now Loading」画面が表示されず、プレイヤーはストレスなく物語に没入できます。

アドベンチャーパート

舞台が東京から巴里へと移る中、花組隊員たちも新たなメンバーに入れ替わりました。新ヒロインのエリカをはじめ、5人の花組隊員が登場し、前作のキャラクターたちもゲストとして顔を見せます。この展開は、日本人男性が異国に赴くという小説『舞姫』にヒントを得ていると言われています。ドリームキャストのコントローラーを活かし、選択肢へのアプローチ方法にも新たな要素が加わりました。

戦闘パート

戦闘システムは一新されており、「ARMSシステム」が搭載されています。これは、行動値を使用することで、様々な戦略的な行動を行うことができるシステムです。神秘的な力を駆使したバトルは、前作よりも迫力が増しており、また斜め移動も可能となって個々のキャラクターの特性を活かした戦略を組む楽しみが広がります。

必殺技

各キャラクターには独自の必殺技が用意されており、それぞれの個性が光ります。例えば、エリカの「サクレ・デ・リュミエール」は仲間を回復させ、グリシーヌの「グロース・ヴァーグ」は大波を発生させる技です。大神は究極の必殺技で、全隊員からエネルギーを受け取り、大規模な一撃を放つことができます。

登場キャラクター

本作には、多彩なキャラクターが登場し、物語に厚みを加える要素となっています。各キャラクターには独自の背景や性格があり、プレイヤーは彼らとの交流を楽しむことができます。

スタッフ

本作の制作には、広井王子が原作、あかほりさとるが脚本、そして音楽は田中公平が担当しています。オープニングソングも非常に評価が高いです。

結論

『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』は、物語やキャラクター、緻密なゲームシステムによって、プレイヤーを引き込む名作です。今なお、多くのファンに愛される理由がここにあります。巴里を舞台にしたこの冒険に、ぜひ挑んでみてください。

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