サスペンスゲーム わくわくサンド

『サスペンスゲーム わくわくサンド』

『サスペンスゲーム わくわくサンド』は、1984年頃から毎週土曜日の昼、読売テレビで放送されていた人気のクイズ＆ゲーム番組です。この番組は、参加者がクイズに答えながら様々な賞品を獲得するという形式で、多くの視聴者を楽しませました。

番組の構成とルール

番組の司会を務めたのは、板東英二氏。また、クイズの解説を行っていたのは、当時読売テレビのアナウンサーである森武史氏でした。参加者となる女性たちは、回答席とギャラリーを合わせて105人。まず、回答席に座る5人が早押しクイズに挑戦します。正解を出した者は、次のステップである「サスペンスゲーム」に進むことができます。

サスペンスゲームの仕組み

このゲームでは、左右に配置されたパネルボードを利用して賞品を獲得することが目指されます。左側の「レッドパネル」には1から5の数字、右側の「ブルーパネル」には6から10の数字が書かれています。参加者はまず好きな数字を一つずつ指定し、サスペンスゲームを進行させます。

ゲームの魅力は、指定したパネルの中から選ばれる4枚のカードの一つに「ラッキーパネル」と呼ばれるピンク色のカードが含まれ、さらにルーレットを回すことで賞品獲得のチャンスが与えられる点です。具体的には、引いた数字がレッドパネルの数字より1つ上、ブルーパネルの数字より1つ下であれば成功となり、賞品がもらえます。逆に、指定した範囲外の数字を引いてしまった場合は失格となり、その賞品はギャラリーの視聴者に抽選で贈呈されます。

特殊カードと失格ルール

「ワイルドカード」と呼ばれるハンバーガー絵柄のパネルもあり、こちらを引き当てることでしょうもなく成功となり、賞品を得ることができます。特に、両側のパネルがピンク色のラッキーパネルで、ピンク色のワイルドカードを引釘当てると大量の紙吹雪が舞い降りる「フィーバー」、これにより100万円を獲得することも可能です。このお金は、視聴者や他の参加者へのプレゼントの対象にもなるため一際盛り上がる瞬間です。

しかし、ゲームにはリスクも伴います。バイキンの絵柄が描かれた「BADマーク」を引いてしまうと、全ての得点と賞品が没収される厳しいルールも存在します。

優勝決定と最終結果

ルーレットゲームで失格しても、悪影響を受けずにクイズの成績によってポイントが加算されます。最終的には、獲得したポイントの合計が競われ、最も多くのポイントを得た参加者は優勝し、最大で100万円相当の賞金を手にします。なお、2位以下は賞金を得られませんが、獲得したプレゼントは没収がなければ受け取れるという特典もあります。

このように『わくわくサンド』は、参加者の緊張感と観客の期待感が入り交じるエンターテインメント性の高い番組であり、一時代を築いたクイズ＆ゲームショーとして多くの視聴者に愛されました。

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