サタデーずばッと

サタデーずばッと

『サタデーずばッと』は、2002年4月6日から2014年3月29日までTBS系列で放送された朝の情報番組です。略称は『ずばッと』または『サタずば』で、主に政治、経済、社会問題に焦点を当て、その週の重要なニュースを総合司会者がトーク形式で振り返るスタイルを取り入れていました。

番組の内容と放送形態

初期の頃は視聴率が2%から3%程度と低迷していましたが、徐々に人気を集め、中期には第2部で7%の視聴率を記録するまでに成長しました。政治家や著名なゲストが頻繁に登場し、彼らの発言は同日昼の『JNNニュース』や夕方の『報道特集』、翌日の『サンデーモーニング』でも報道されていました。

報道局が制作していたため、前日のプロ野球の結果などのスポーツニュースは簡潔に報じられるだけでした。しかし、オリンピックやFIFAワールドカップなどの大規模イベントに関しては特設コーナーを設けていました。芸能情報は扱わず、MBS制作の他の番組『知っとこ!』と役割分担をしていました。

2005年には、みのもんたが総合司会を務める兄弟番組『みのもんたの朝ズバッ!』がスタート。これにより、みのは毎週土曜日を除く曜日に渡ってTBSの朝の番組に出演していました。彼は土曜版ではスーツ姿で登場し、そのスタイルを貫いていましたが、平日版ではカジュアルな服装であることが特徴的でした。

番組の変遷と終了

2013年9月には、みのもんた本人の家族問題が影響を及ぼし、番組から降板することが発表されました。これに伴い、2013年11月9日からは新たに佐古忠彦が総合司会に就任し、番組名も『サタデーずばッと』に変更されました。

2014年には、『朝ズバッ!』の終了とともに本番組も放送を終了。これに続いて、翌週からは新番組『報道LIVE あさチャン!サタデー』がスタートしました。

主なコーナーと特徴

番組内ではいくつかの人気コーナーが設けられており、特に「今日のトップニュース」ではその日の注目のニュースを取り上げ、ゲストとともに議論を行いました。また「ウェザーずばッと」では天気予報を交え、季節や天候に関する話題を扱いました。

さらに、政治議論のコーナー「政界ずばッと」や、社会問題に取り組む「THE 食いつぶし」などがあり、特に後者は国民の年金に関する問題とその無駄遣いを追求する内容が好評でした。

視聴者参加型の「ずばッと川柳報道」や「サタデーQUESTION」などもあり、国民の関心を引きつける試みがなされていました。これらのコーナーを通じて、視聴者はニュースや政治問題に対する理解を深めることができました。

番組の影響

『サタデーずばッと』は、放送中に多くの政治家や著名人を取り上げ、社会問題についての意識を高める役割を果たしました。また、そのスタイルや内容は他の情報番組にも影響を与えたと言われています。約12年の長きにわたり、多くの視聴者に親しまれたこの番組は、日本の情報番組のスタイルを形成する一端を担いました。

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