サタデーワイド

サタデーワイドについて

サタデーワイドは、NHK-FMで2010年4月から2013年3月までの間に放送された2つのラジオ番組から成る総合レーベル枠である。この番組は、14年間の放送を経て2010年3月で終了した『サタデーホットリクエスト』の後継としてスタートした。サタデーワイドは、放送時間が毎週土曜日の14時から18時までとされ、一部は生放送で、また一部は録音放送として構成されていた。特に第1部と第2部はライブ配信され、多くのリスナーに楽しんでもらうことが目的とされていた。

番組構成と特徴

サタデーワイドの番組構成は主に3つの部から成り立っており、各部は異なるテーマや内容を持っていた。第1部は「土曜日レディ〜Lady Saturday Go〜」として、14時から16時に放送され、主に女性ゲストとのトークセッションが行われていた。パーソナリティを務めた杏子は、リスナーからの意見を交えながら、毎回一つの漢字を取り上げ、その由来や意味についてリスナーに考えてもらうコーナー「女偏限定！新漢和辞典」などを取り入れていた。

さらに、月1回の特別コーナーでは、音楽評論家の大伴良則をゲストに迎え、彼がおすすめの音楽を紹介するパートも設けられていた。

第2部は「ラジオマンジャック」として放送され、若者向けのエンターテインメントを提供していた。この部では、リスナーとのインタラクションを重視し、若者の感覚に寄り添った内容が展開されていた。

第3部は「U-18 ユーガタM塾」として、18時から18時50分まで放送されていたが、2012年に終了し、その後は他の番組が放送されることとなった。この部は、若者が直面する様々な問題を取り扱い、リスナーからの意見を反映させる形で進行されていた。

ローカル差し替えとネット配信

サタデーワイドでは、その前身である『FMリクエストアワー』や『サタデーホットリクエスト』がもたらした影響により、地域によっては放送の一部が別番組に差し替えられることがあった。2011年度までは、土曜日の14時から18時50分までの放送枠がローカル差し替え枠とされ、地域の特性に応じた番組が流されていた。しかし、2012年度以降はローカル放送枠が外れた一方で、引き続き一部の局での差し替えは継続される状況となった。

これに加え、NHKネットラジオ「らじる★らじる」では、第1部から第3部までの全編が同時配信されていたため、地域の別番組差し替えにかかわらず、全国のリスナーが番組を楽しむことができるようになっていた。

番組の終了

2013年度の番組改編によりサタデーワイドは終了し、同時に『土曜日レディ』も幕を下ろした。後の番組としては『アニソン・アカデミー』が放送されることとなった。サタデーワイドは、女性の視点からのトークや多彩な音楽紹介など、多くのリスナーに愛され、記憶に残る番組となった。

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