サタメン!!!

サタメン!!!の概要



『サタメン!!!』は、中京テレビが2011年4月10日から2012年4月1日まで放送していた深夜バラエティ番組です。この番組は、毎週日曜日の深夜0:50から1:53の時間帯に放送されていました。タイトルの「サタメン」は「Saturday Men's Hour」の略で、名古屋男子の成長を描いたメンズバラエティとして人気を博していました。

放送当初、中京テレビにおいて土曜日の深夜に自社制作のバラエティが放送されるのは約11年ぶりのことでした。この番組は、お笑いコンビ・オードリーが初めてコンビとしてMCを務め、名古屋地区でのレギュラー番組も初めてでした。番組の目的は、名古屋に住む若者たちが「一人前のイイ男」に成長する姿を描くことです。

番組構成



『サタメン!!!』には、「春ボーイズ」と呼ばれるメンバー16名がレギュラーとして出演しました。彼らは東海3県を拠点とする10代後半から20代前半の若者たちで、地域で活躍するタレントや一般の学生、社会人など多様なバックグラウンドを持っていました。春ボーイズの名前の由来は、オードリーの春日俊彰にちなんでおり、彼らの成長過程を視聴者と共有することが番組の大きな魅力とされていました。

公開収録では数十名の観客が参加し、スタジオでの進行を観覧する形式でした。オードリーは若林が全体の進行をリードし、春日は一部のコーナーでメインとなって進行役を務めました。この番組はコメディ色が強く、観覧者の反応をリアルタイムで取り入れることで、臨場感あふれる演出がされていました。

主要なコーナー



番組の初期は、男らしさをテーマにした様々な企画が展開されました。例えば、「クイズ!3人のサタ姫」は、女性に関する心理をテーマにしたコーナーで、春ボーイズが特徴のある一般女性を選ぶという内容でした。また、「ママをたずねて三千里」では、スナックを巡りながら店のママを紹介する活動が行われ、春ボーイズのメンバーを通じて地域の魅力を掘り下げることにも力が入れられました。

さらに、春ボーイズ加入をかけた公開オーディションや、オードリーが地元の合唱部を紹介するコーナーなど、番組は多彩なコンテンツを展開しましたが、進行するにつれてコーナーが固定化されていきました。

エンディングとその後



2012年4月1日の放送をもって『サタメン!!!』は終了しました。番組枠は30分に短縮され、その後オードリーがMCを務める新番組『オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです!』がスタートしました。

『サタメン!!!』に出演していた春ボーイズの中には、番組終了後も芸能活動を続けるメンバーもおり、彼らは名古屋の地域に根ざしたタレントとして成長を続けています。中には名古屋おもてなし武将隊のイメージキャラクターとして活躍する俳優もいたり、男性アイドルグループを結成する者もいるなど、それぞれが活躍の場を広げています。

総じて、『サタメン!!!』は地元の若者たちがテレビという媒体を通じて成長する姿を追いかけ、視聴者に笑いと感動を提供していった、名古屋エリアのバラエティ番組の一つとして多くの人々に愛されました。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。