サッカーサンマリノ代表

サッカーサンマリノ代表

サッカーサンマリノ代表（Nazionale di calcio di San Marino）は、サンマリノサッカー連盟（FSGC）により編成されるサンマリノの代表チームです。2024年7月18日のFIFAランキングでは、210チーム中最下位の位置にあり、その通算成績は206試合中2勝9分195敗という厳しいもので、得点数は34、失点数は824、得失点差は-790、勝率は約1%となっています。

歴史的背景

サンマリノ代表の初公式戦は1990年に行われたUEFA EURO '92予選で、スイス戦に0-4で敗れたことから始まりました。それ以降、彼らはすべてのUEFA欧州選手権及びFIFAワールドカップの予選にエントリーし続けています。代表チームにとって唯一の公式戦勝利は、2024年9月5日に行われたUEFAネーションズリーグのリヒテンシュタイン戦であり、1-0という結果となりました。それ以前の公式戦・親善試合を含めても、彼らは2勝しかしていません。

組織化と連盟加盟

サンマリノサッカー連盟は1931年に設立されたものの、サッカー代表は1986年まで存在していませんでした。その年、サンマリノはU-23カナダ代表と初試合を行い、0-1で敗れました。1988年には国際サッカー連盟（FIFA）及び欧州サッカー連盟（UEFA）に加盟し、以降は公式に国際試合に参加しています。

過去の成績

1990年代

UEFA EURO '92予選では、スコットランド、スイス、ルーマニア、ブルガリアと同組となり、全敗を喫しました。その後のFIFAワールドカップ予選でも、ノルウェー戦での0-10という結果が印象的です。ただし、1993年にはトルコ戦で初の勝ち点を得るなどの進展もありました。

2000年代

サンマリノは2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選では、ラトビアとの試合で1-1の引き分けを境にアウェーでの初勝ち点を手に入れました。しかし、予選全体では最終的に8戦全敗で終了しました。

2010年代

2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選では、ホームのポーランド戦でサンマリノのキャプテンが初得点を決めますが、全体では10戦全敗という残念な結果に終わります。また、2016年のEURO予選では唯一の引き分けを記録したのが光でした。

2020年代

2022 FIFAワールドカップの予選では、再び全敗を喫しましたが、その後の2024年のネーションズリーグでリヒテンシュタインに勝利し、公式戦における長いトンネルから脱出しました。

ホームスタジアム

サンマリノ代表のホームスタジアムはサンマリノ・スタジアムであり、収容人数は7,000人です。通常サンマリノ・カルチョが使用していますが、時折アウェーサポーターが多くを占めることもあります。代表チームは外国で「ホーム」ゲームを行ったこともあり、1994年のイングランド戦はボローニャで開催されました。

現状と展望

サンマリノ代表は、UEFAの加盟国の中で最も少ない人口を持ち、選手の多くはアマチュアです。FIFAランキングでの存在感は乏しいものの、少ないリソースを駆使して戦い続けています。今後も国際舞台での挑戦を続け、サポーターと共にその成長を見守ることが期待されます。

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