サッカータヒチ代表

サッカータヒチ代表

サッカータヒチ代表は、タヒチサッカー連盟（FTF）によって組織され、フランス領ポリネシアを代表するサッカーのナショナルチームです。

歴史

1989年にタヒチサッカー連盟が設立。タヒチ島を含むフランス領ポリネシア全体を代表するチームとして活動しています。南太平洋の国々が参加するパシフィックゲームズでは過去に5度の優勝を果たしていますが、FIFAワールドカップへの出場経験はありません。

2012年、ソロモン諸島で開催されたOFCネイションズカップ決勝でニューカレドニアを破り、見事初優勝。オーストラリアとニュージーランド以外のチームとしては、史上初の快挙となりました。この優勝により、FIFAコンフェデレーションズカップ2013への出場権を獲得し、フル代表として初めてFIFA主催の国際大会に挑みました。

コンフェデレーションズカップ2013では、オセアニア代表として本大会に出場。しかし、アマチュア選手が中心のタヒチ代表と、各大陸の強豪との間には大きな実力差がありました。グループリーグでは、ナイジェリアに1-6、スペインに0-10、ウルグアイに0-8と3連敗を喫し、大会を去ることとなりました。しかし、最後まで諦めずにゴールを目指すタヒチ代表の姿勢は、開催国ブラジルのファンから大きな声援を受けました。また、スペイン代表のフェルナンド・トーレス選手をはじめ、対戦相手からもフェアプレー精神を称賛するコメントが寄せられるなど、その戦いぶりは多くの人々の心を打ちました。

タヒチ代表にとって、コンフェデレーションズカップ初戦のナイジェリア戦でジョナタン・テハウ選手が挙げたゴールは、大会唯一の得点であり、FIFA主催の国際大会におけるタヒチ代表史上初の歴史的なゴールとなりました。このゴールに対し、タヒチサッカー連盟は公式ツイッターで「全てのオセアニアの国のゴールだ」と投稿し、喜びを爆発させました。

主な成績

OFCネイションズカップ:
優勝: 2012年
パシフィックゲームズ:
優勝: 5回

歴代代表選手

GK:
グザヴィエ・サマン
ミカエル・ロシュ
DF:
ヴァンサン・シモン
ニコラ・ヴァラール
MF:
ジョナタン・テハウ
ロレンツォ・テハウ
エイマノ・ブールバール
アンリ・キャロワーヌ
FW:
マラマ・ヴァイリュア
アルヴァン・テハウ
テアオヌイ・テハウ
スティーヴィ・チョン・フエ

歴代監督

フランソワ・ベルノードン（1973）
ウンベルト・モッティーニ（1995–1996）
ジェラール・カウタイ（1996）
リチャード・ヴァンサム（1997）
アラン・ルソー / エディ・ルソー（1997–1998）
レオン・ガルディキオティス（1999–2000）
パトリック・ジャックメット（2001–2002）
ジェラールカウタイ（2004-2007）
エディー・エタエタ（2010–2015）
パトリス・フラッカドリ（2015）
ルドヴィク・グラウニャール（2015-2018）
ナイア・ベネット（2018-2019）
サミュエル・ガルシア（2019–）

関連情報

タヒチサッカー連盟公式HP (フランス語)

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