サッカーツバル代表

サッカーツバル代表：南国の島国の挑戦

サッカーツバル代表は、ツバルサッカー協会 (TNFA) によって組織された、ツバルのナショナルサッカーチームです。オセアニアサッカー連盟（OFC）の準会員ですが、FIFAには未加盟であるため、FIFAワールドカップへの出場は叶いません。

歴史

1979年にサッカー協会が設立され、同年にはフィジーで開催されたサウスパシフィックゲームズに初めて代表チームを派遣しました。しかし、ツバル代表は数々の困難に直面しています。

ツバルには首都フナフティに一つのサッカースタジアムがありますが、国土が海抜の低い位置にあるため、満潮時には地下から海水が溢れ出し、グラウンドの芝生は塩害の影響を受けています。そのため、チームはフナフティ国際空港の滑走路で練習を余儀なくされることもあります。このような状況から、ツバル代表はこれまでホームで国際試合を開催したことがありません。

サッカーはツバルで最も人気のあるスポーツの一つであり、1987年からFIFAへの加盟を申請していますが、インフラや財政面の問題から承認されていません。しかし、ツバルは将来的なFIFA加盟を諦めていません。2008年には、当時の首相アピサイ・イエレミアがFIFA本部を訪問し、ゼップ・ブラッター会長に正式なメンバー加盟を改めて訴えました。また、フィジーサッカー協会もツバルのFIFA加盟を支援しており、要請があれば試合会場や練習場所の提供を申し出ています。

さらに、ツバルはオランダの財団やボランティアグループからの支援も受けています。2011年には、北京オリンピックでオランダ代表を率いたフォッペ・デ・ハーンが監督に就任し、パシフィックゲームズ2011までの期間限定で無償で代表を率いました。デ・ハーン監督の下、代表チームはパシフィックゲームズ本大会でアメリカ領サモアに4-0で勝利しました。

成績

パシフィックゲームズにおける戦績は以下の通りです。

最高成績：グループリーグ突破

歴代監督

ロパティ・タウピリ (2018)
マティ・フシ (2019-)

今後の展望

厳しい環境下にも関わらず、ツバル代表は国民の期待を背負い、奮闘を続けています。FIFA加盟という目標を達成するためには、インフラ整備や財政基盤の強化など、多くの課題を克服する必要があります。しかし、ツバル代表は国際社会からの支援を受けながら、着実に成長を続けています。今後の活躍に注目しましょう。

関連項目

ツバルのサッカー
ツバルのスポーツ

外部リンク

ツバルサッカー協会（英語）
* RSSSFによる代表の対戦記録

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