サバイバルプロジェクト

サバイバルプロジェクト概要

『サバイバルプロジェクト』（Survival Project）は、日本でガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営し、韓国のIO Entertainmentによって開発されたオンラインアクションゲームです。2004年6月29日に日本でサービスが開始されましたが、利用者が非常に少なかったため、2006年8月31日にサービスを終了しました。日本以外の国でも多くのユーザーに支持され、一時期は活発なコミュニティが形成されました。

ゲームの特徴

このゲームはファンタジー要素が豊富で、プレイヤーは多彩なキャラクターを操り、様々なゲームモードを楽しむことができます。主なプレイスタイルは対人戦ですが、協力して目標を達成するクエストや、チーム単位で技術を競う競技も充実しています。

システム解説

プレイヤーは見下ろし視点で自由にキャラクターを動かせるほか、初心者にも扱いやすいユーザーインターフェースが採用されています。チャット機能にはいくつかのバリエーションがあり、特定のタブに切り替えながらやり取りをする形式になっています。戦闘は主にキーボードを使用し、特定のキーに専用のアクションが割り当てられています。アタック、遠距離攻撃、魔法攻撃など多様な戦術が求められ、リソースであるMPやBPの管理が重要です。これにより、プレイヤーは戦略を考えながらプレイすることが求められます。

日本国内での展開

日本では多くのユーザーに楽しんでもらうために、「Surp one Battle」などのイベントも開催されましたが、接続者が非常に少ない時間帯が目立っていました。このような要因から、日本でのプロモーションの不足がゲームの人気を左右したとも言われています。一方で、韓国など他国では高いアクセスを誇っており、国ごとでの評価に大きな差が見られました。

キャラクター

12種類の個性的なキャラクターが用意されており、プレイヤーはシナリオやモードに応じて好きなキャラクターを選択できます。例えば、火属性を持つザイロや、土属性を持つヘーゼルなどがあり、いずれも独自の能力やスタイルを持っています。また、プレミアムキャラクターとして強化版が存在し、有料カード購入によって使用可能です。

カードシステム

ゲーム内でのアイテムは消耗品が多い中、特に「カード」システムが重要視されます。このカードを保有することで、さまざまな特典を受けることが可能です。ブラックカードやゴールドカード等があり、それぞれ異なる効果を持ちます。これにより、自分のプレイスタイルに合った装備や戦術を構築できます。

ゲームモード

プレイヤーは単なる戦闘だけでなく、様々なゲームモードを選ぶことができるため、多彩な楽しみ方が可能です。コミュニケーションを目的としたモードや、目標クリア型のトレーニング、個人戦・チーム戦など多様な遊びが展開され、仲間との連携や戦略も楽しむことができます。特に、サバイバルモードなどでは全員が敵となるため、緊張感のあるプレイが体験できます。

まとめ

『サバイバルプロジェクト』はゲームデザインが洗練され、マイナーながら独特の魅力を持つオンラインアクションゲームです。多様なキャラクター、戦略的なリソース管理、コミュニティ機能などが魅力であったため、プレイヤーとの交流や対戦が非常に活発でしたが、安定したサービスの継続には不十分なプロモーションが響いたと言われています。全世界でのサービスは2013年に終了しましたが、多くのプレイヤーの記憶には残る存在と言えるでしょう。

もう一度検索