サブロクそうすけ

サブロクそうすけ：異色の経歴を持つお笑い芸人、元プロ野球選手

サブロクそうすけ（本名：杉浦双亮）は、1976年生まれのお笑い芸人。かつてはプロ野球選手としても活動し、その異色の経歴で注目を集めました。太田プロダクションに所属し、以前は山内崇とお笑いコンビ「360°モンキーズ」でボケを担当していました。

生い立ちと経歴

八丈島出身で、その後は埼玉県大宮市、東京都渋谷区で育ちました。実家は寺院で、父親は僧侶という環境で育ちました。帝京高校、帝京大学と進学しています。

お笑い芸人としてのキャリアをスタートさせますが、2016年には四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツに「サブロク双亮」として所属し、プロ野球選手としても活動しました。

2018年1月に360°モンキーズを解散してからは、ピン芸人「サブロクそうすけ」として活動しています。

野球選手としての挑戦

小学3年生の頃に野球を始め、帝京高校では甲子園を目指しましたが、出場は叶いませんでした。高校卒業時には「野球は諦めて芸人になる」と記していたそうです。

大学卒業後はお笑い芸人として活動する傍ら、草野球を続けていました。そして40歳を目前にして、四国アイランドリーグplusのトライアウトを受験し、合格。愛媛マンダリンパイレーツに入団を果たしました。

愛媛では背番号36を背負い、登録名も「サブロク双亮」としてプレーしました。チームは特例として、彼の芸人活動も容認していました。2016年のシーズンは9試合に登板し、防御率1.98という成績を残しました。シーズン終了後には「野球と芸人の仕事の両立はやっぱり簡単ではなかった」と語っています。

2016年シーズン限りで現役を引退。引退理由について、体力面と経済面が苦しかったことを明かしています。

プレースタイルと人物

高校時代の最速は141km/h。愛媛時代は、120-130km/h台の速球にスライダー、チェンジアップなどを織り交ぜた技巧派右腕として活躍しました。制球力を課題としていましたが、愛媛でのプレーを通して向上したようです。

阪神タイガースのファンであり、千葉ロッテマリーンズの選手とも親交があるそうです。趣味はゴルフで、ベストスコアは75という腕前です。

出演

TBSラジオ エキサイトベースボール
セーラー服と機関銃（2006年、TBS）
ペテロの葬列（2014年、TBS）
警視庁捜査一課9係 2時間スペシャル（2014年、テレビ朝日）

著書

* 『最速123キロ、僕は40歳でプロ野球選手に挑戦した』（KKベストセラーズ、2017年）

サブロクそうすけは、お笑い芸人としての才能に加え、プロ野球選手としての挑戦を成し遂げた、稀有な存在です。その生き方は、多くの人に勇気と希望を与えています。

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